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君の側にある旋律 【29】 嵐の前の静けさ(後編)-10-

Category : SS( 君の側にある旋律 【29】 )
「だってもうすぐ学園祭なのに。あんまり練習してないような」
「ちゃんと部活の時間に皆で合わせてるじゃん」
「うん…そうなんだけど」
根が真面目な彼女は、部活の練習だけでは心配なのだ。
なにせ練習といっても、圧倒的にティータイムの時間の方が多い部のことだ。

「ちゃんと寮の部屋でも練習してるよ」
「本当か」
「ああー。唯だってそうだぞ。今日は珍しく早起きしてギターの練習をしてたくらいだよ」
「え、本当に?」
「あー、マジマジ」
あの唯がねー、妙に感心したように澪は呟く。

「じゃあ、律は」
「もちろん雑誌を相手にリズムを刻んでますよん」
そう言いながら、律はドラムを叩く真似をする。
「ふーん。まあ、ならいいけど」
私ももっと部屋で練習しておこう、と澪は二人に刺激を受ける。
もちろん部室でもちゃんと練習させよう、とも思う彼女だが。

「律、学園祭頑張ろうな」
「おお、もちろんだぜ」
ビッと親指を上げると、律はニカッと笑った。
その笑顔は子供の頃からまったく変わらなくて。
今からもうすでに緊張気味の澪をいつだって安心させてくれる笑顔。
澪は律のその笑顔が大好きだった。

「でもさ、学園祭前にまだイベントあるよなー」
今日は帰ったら練習しなくちゃ、と思っている澪の耳に、律の声が届く。
「イベント?」
「ほれ、あれだよ。十月のさー」
「…ああ。またあれやるんだ…」
「当たり前だろ、毎年の恒例じゃないか」
げんなりとする澪とは違い、楽しそうな律。

それは澪からしたら十月の最終日、中・高両方の寮で一斉に始まる恒例の、悪ノリはなはだしいバカ騒ぎの一つ。学園が主催するものではなく、生徒たちが自主的に始めた行事の一つであり、今ではすっかり毎年の恒例イベントになっているものだった。

ハロウィンパーティー。

「なんだよ、あんなのがまーだ恐いのか、澪」
「う、うるさい」
律の軽口に文句を言う澪。
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ジャンル : 小説・文学

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