スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

君の側にある旋律 【29】 嵐の前の静けさ(後編)-06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【29】 )
「んー。ところで律ちゃん、今日は映画だっけ?」
「そう」
「ふーん。この間は水族館で、確かその前はショッピングだったっけ?」
「いや、水族館の前はライブコンサート」
「ふーん」と興味なさ気に相槌を打つ唯の視線は、ギー太に向けられたまま。

「何だよ」
自分から聞いておいて、気のない返答をする唯を律は訝しく思う。
「別に。ただ最近よくお出かけしてるなーと思っただけ」
澪ちゃんと二人だけでね、と唯はつけ足す。

「ん?…ああ。私が全然遊びに誘わないもんだから拗ねてるのか、唯」
律はニヒヒと笑いながら、からかい気味にそう聞いてみる。
「そうだよー、ちっとも最近皆で遊んでないじゃない」
唯はそう言ってぷーと頬を膨らませる。

「いやー、悪い、悪い。…てかそれ本気で言ってる?」
「もちろん本気だよ!…34%くらいは」
フンスと胸を張ってそう答える唯。
「半端な数字だな!」
「ま、それは冗談だけど、遊びに行きたいのは本当だよー」
「ははは、悪い、悪い」
んじゃ、今度な、と律は気軽に答えると唯に背中を向けて部屋を出ようとした。

「律ちゃん」
「なんだよ、もう」
「…あの娘の話がまだ本当かどうかなんて、わからないよ」
遅れるとうるさいんだからなー、澪の奴と言う律の声を無視して唯はそう言うと、ジャランと一つギターを鳴らした。

「…なんだよ、それ」
「澪ちゃんの力が覚醒してどーたら、て話」
「…」
「なんてゆうかさ、なーんかまだ今一つ信じられなくてー」
律にそう話しながらも、唯の視線はずっとギターの弦を見ている。

「秋山家の御姫様が昔から不思議な力を持っているのは、もちろん私も聞いてたけどね」
人の世を震わす巨大な力とかなんとか。正直大げさじゃない?
唯はそう言うとアハと少し笑った。
関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。