スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

君の側にある旋律 【29】 嵐の前の静けさ(後編)-04-

Category : SS( 君の側にある旋律 【29】 )
「うん、とっても似合ってるわよ、澪ちゃん」
「えへへ、そうかな」
ムギに褒められ少し頬を紅く染める澪。

「これなら律ちゃんも大満足よ」
「うん…て、え?いや、別にそういうんじゃ…」
「そう?」
「そう」
「じゃあ、そういう事にしときましょうか」
くすくすとムギは笑いながらそう言うと、澪は「だから違うって」とむきになって否定する。

「まあ、それはともかくとして。あら、時間過ぎてるんじゃない?」
「あ、本当だ。律の奴、遅れるなよ、て言っておいたのに」
「うふふ、じゃあ澪ちゃんから律ちゃんを迎えに行ったら」
「あー、うん。そうだな…」
澪はそう言いつつも、なんとなくグズグズした様子を見せる。
本当は律に迎えにきて欲しいのだ…なんてことはムギはお見通しだった。

「ま、もう少ししたら来てくれるでしょうけど」
同じ寮に住み、さらに歩いて一分もかからない距離に居るのだから、待ち合わせも何もあったものではないけれど。でも二人の様子が何とも初々しくて、ムギとしては内心「ご馳走様」と言いたい気分だった。
それにしても最近はよく二人きりでお出かけしているわね、とムギは改めてそう思った。

「最近デート続きね、澪ちゃん」
「デ、デート!?」
「あら、違うの?」
「ち、違うよ。ただ最近律が遊びに行こう、行こうてうるさいだけ」
だから仕方なく私はそれに付き合ってるだけだよ。
澪はいかにも迷惑してます的な表情を浮かべながらそう言った。

「あら、そうなの」
「そう、それだけ」
「じゃあ、今日は私が澪ちゃんの代わりに律ちゃんにお付き合いしましょうか?」
「え。…あ、いや、ムギに迷惑かける訳にはいかないよ」
あいつはなんだかんだ言っても、一応、それはもう一応だけど私の護衛だから。

「その、つまり律は私の身内みたいなもので。その身内のわがままを、ムギに押しつける訳にはいかないてゆうか…」
「うふふ。冗談よ、澪ちゃん」
ごめんなさい、とお嬢様らしいふんわりとした雰囲気でムギは謝る。
関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。