スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

君の側にある旋律 【29】 嵐の前の静けさ(後編)-03-

Category : SS( 君の側にある旋律 【29】 )
ちなみにあの日の夜、高等部寮内では幽霊探しに繰り出していた生徒たちはというと、寮の管理人及び宿直の先生に見つかり、食堂の床に正座姿で座らされて二時間程説教を食らっている。とにかく新聞部(但し新聞部は今の処自演説を全面否定している)の一件もあって、いろいろ疑惑や疑問が膨らむ姫子ではあった。

だがそれでも己の仕事は一応きちんとこなしている。
澪と律の行動をそれなりに観察し、それをまめまめしく報告する。
だが二人の日常は至って平和、もしくは平凡だった。
勉強と部活動に励む普通の高校生二人。
まあ、律はどっちも励んでいるようには見えないけど…。

とにかく報告内容を書いててバカバカしくなることこの上ない。
それでも姫子の仕事である「監視」と「報告」を止める訳にはいかない。
己の学費もさることながら、家の問題もあるのだから。

ま、適当やるわよ。
もうそろそろ睡魔に負けそうな姫子は、とろけた頭でぼんやりとそう思うと、そのまま「魔眼」の瞳を閉じた。
あらゆる魔を見通すその瞳。
だがそれも、閉じてしまえばもちろん見えることはない。

***

「澪ちゃん、そろそろ時間じゃない?」
中等部からずっと一緒のルームメイトにムギはそう言って時計を指さした。
「うん、そうなんだけど…」
どっちにしようか迷っててさ、と澪はハンガーにかけれらた二つの服を見比べていた。
週末。澪は以前部室でムギが言っていた通り、今日も澪は服選びに時間がかかっていた。

「こっちがいいかなー。でも秋っぽいのはこっちで」
「うふふ。澪ちゃん、まだ悩んでるの」
「最後の最後が決まらないんだ、ムギ」
毎回出かける際の服選びに悩むルームメイトに、ムギは微笑ましい気持ちになる。
友人たちと遊びに行く前は、服の選択にそれ程悩まない澪だが、ここ最近はいつもこんな感じだった。

「どう思う、ムギ?」
「そうね、…私はやっぱりこっちの方かしら」
「そうかな、うん、やっぱりそうだよなー」
私もこっちかなと思ってんだけど、とか言いながらも、結局最はいつも決まってルームメイトに後押ししてもらう澪だった。
関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。