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君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)-07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
「ムギちゃん、ついでにお茶のお代わりプリーズしていいですかー」
「もちろん、唯ちゃん」
いつもの能天気な様子でティーカップを差し出す唯に、澪はやれやれと苦笑する。

「律が来たらすぐに練習始めるからな、唯」
「えー、律ちゃんだって少しは休憩させてあげようよ」
「じゃあ、私と二人でまずは合わせようか」
「軽音部の規則で、部員は一日一度は皆で揃ってお茶しなきゃ駄目なんだよ、澪ちゃん」
「そんな規則、いつ出来たんだ…」
適当な口実を作って練習をサボろうとする唯に呆れつつも、内心澪はおかしくもあった。

どちらにしろ、今は律が帰ってくるのを待つばかりだなと澪は思う。
そして早く戻ってこないかなぁ、とも。

***

「澪」
「ん?」
「今度の休みは映画観に行かないか」
学園から寮への帰り道で、隣りを歩く律が不意にそう言ってきた。

「映画?」
「うん」
さっき部長会議で出た時さ、オカルト研の部長が前売り券をくれたんだ。
律はそう言うと、鞄からチケットが入った封筒を取り出した。

「オカルト研…。ホラーは嫌だ」
「ホラーじゃねー」
オカルト研究会の部長がくれるものだから、即澪はホラー映画だと思ったのだが、チケットを見るとそうではなかった。
それは最近話題になっていた、3Dアニメ映画だ。

「あ、これ観たい」
「だろ」
澪はこういうの好きだもんなー、とそう言って律は軽く笑う。
「なんだよ、駄目なのかー」
「駄目じゃないよ。私だって結構好きだぞ」
「え、そうなのか」
「まあな」
でもオカルト研の部長は、こういうの苦手なんだってさ。
そう言いながら、律はチケットを手でひらひらと動かした。
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ジャンル : 小説・文学

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