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君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)-06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
「ど、どういう意味だよ」
「えー、別に」
「まあ、ほら」
言葉を濁す二人。でも顔はまだ笑顔のまま。

「な、別に何もな…」
「最近よくりっちゃんと二人で遊びに行ってるよねー」
澪の否定の言葉を遮るように、唯がそう言う。
「うふふ。唯ちゃん、これは律ちゃんには内緒だけど」
澪ちゃんは律ちゃんと遊びに行く前の日はね、どの服を着ていくか選ぶのに、それはそれは時間がかかって…。
「な、何言ってんだよ、ムギ!」
ルームメイトの思わぬ発言に、顔を真っ赤にする澪。

「うーん、春ですなぁ」
「季節はすっかり秋だけど」
しみじみと言う二人の顔は、もう完全に笑顔というよりにやけた感じだった。
「ちょ、二人とも!な、何勝手なこと」
「まあまあ、澪ちゃん」
「そうよ、澪ちゃん」
二人が仲良くしている姿を見るのは、私も嬉しいのよ。
どこか遠い目をしながらそう言ったムギの表情は本当に嬉しそうだった。

「なぜ、ムギがそこまで嬉しそうなの…」
「ま、とにかく。澪ちゃんの調子がいいのは軽音部にとっても良いことだよねー」
ムギからもらったケーキをほうばりながら、唯もなんだか満足そうだ。
「そうね。私も曲作り、頑張らなくちゃ」
二人はそう言って楽しそうだったが、何となくからかわれた感じの澪は納得いかなかった。

「なんか誤解してるよな、二人とも」
「素直じゃないなー、澪ちゃん」
「唯」
違うってのにもう、と小さく文句を言う澪。
「それにしても、そろそろ律ちゃん戻ってくる頃かしら?」
今ここに居ない軽音部の部長は、授業が終了してすぐに部長会議に参加していた。

「そうだな、もうそろそろ終わるんじゃないかな」
律ちゃんのお茶の用意もそろそろしておいた方がいいかしらね。
ムギはそう言うと立ち上がって、お茶の準備を始めた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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