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君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)-05-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
中等部三年の中野梓がカメを見つけた頃と同時刻。
高等部の音楽室では、軽音部の部長を除く部員三名が部活に励んでいた。

「澪ちゃん、澪ちゃん」
「…え、あ、ごめん、ムギ」
何?と澪はベースを一旦脇に置いて、ムギの方へと体を向ける。
「歌詞を考えていたの、澪ちゃん?」
だったら邪魔してごめんなさいと言うムギに、いいよ、いいよと澪は軽く笑って答えた。

「調子が良さそうな処止めてごめんね。そろそろ休憩してお茶にしないと思って」
「ああ、そうだな。うん、少し喉が渇いたしグットタイミングだよ、ムギ」
澪はそう言うと、部室に置いてある長椅子に座っていた彼女はから勢いよく立ちあがった。
「わーい、ティータイム、ティータイム」
唯が嬉しそうにそう言いながら、いつもの席に座る。

「ティータイムはいいけどさ、唯は少しは練習してたのか」
澪もいつもの席に座りながら、苦笑交じりにそう聞いてみた。
「ぶー、してたよー。さっきまでずーとギターのソロの部分練習してたもん」
「本当かー」
「本当よ、澪ちゃん」
ムギはそう言いながら、澪の前に紅茶を置くと、「ありがと」と澪は御礼を言った。

「澪ちゃんはずっと歌詞作りに集中してたから、気付かなかったのよね」
「そうか、それは悪かったな、唯」
「んー、モグいいよーモグ」
澪の言葉に少しむくれていた唯だが、目の前に置かれたケーキと紅茶を見てあっさり機嫌を直したようだ。

「いやー、なんか最近調子良くってさ」
澪もケーキを食べる合間に、話を始める。
「結構自分でも納得出来る歌詞が出来ているというかー」
「それは良かったわね」
「うん!」
隣りでにこにこと笑うムギに、澪は満面の笑みを浮かべた。

「ふーん、そうなんだ。そういえば最近なんだかいつも楽しそうだもんね、澪ちゃん」
「え?」
「そうね、だからいい歌詞が浮かぶんじゃないかしら」
二人して紅茶を手にしながら、にこにこと笑って澪を見つめる。

「そ、そうかな」
「うん、なんだかご機嫌さんだよー」
「うふふ。もしかして今ここに居ない人がその理由かもね、唯ちゃん」
二人のニコニコとした笑顔の下にある、なんだか含みのある処に澪は気付いた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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