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いいなづけ -06- 大学生 秋山澪の場合【Last3】

Category : SS( いいなづけ 【Last-3】 )
梓の左右に揺れる手に、私の目だけがつられて動く。
後輩に心配かけて申し訳ないとは思いますが、…他は動けません。

「だ、大丈夫ですか、澪先輩。なんかすごい顔が紅くなってるし、それに体全体も硬直しているというか」
「だ、大丈夫。で、梓、な、な、何の経験だっけ」
そ、そ、そんなの豊富にあったかなあ、私?
「あ、…いえ、もういいです。すいません」
「い、いや、別にいいんだけど」
「いえいえ。人一倍恥ずかしがり屋さんの澪先輩に、こんな事聞いたら駄目でしたね」
梓はそう言うと、あははと少し誤魔化すように笑った。

「い、いや、別にいいんだけど」
口ではもう一度そう言ってみたものの、内心は全然そうではなく。
いえ、本当はあまりよろしくなかったりして…。
「いえ、本当にもう結構です」
どうもすいません、と言って軽く頭を下げる梓。
いえいえ、こちらこそ。不甲斐ない先輩ですいません…。
内心そう思いながら、私も軽く頭を下げた。

真剣に悩む梓に、何のアドバイスもできないのは申し訳ないが。
でも無理です、梓さん。そっちの方のアドバイスというか話は、そのちょっと…。
だ、第一、私、全然経験豊富なんかじゃないし。
初めてだってその…この間したばかりで。
そう内心で呟いた後、私はまた猛烈に恥ずかしい気持ちが胸を襲ってきた。

二人きりで行った旅行。月の光が差す露天風呂。
落ち着いた和室の中、私の布団の中に遠慮がちに入ってきた律。

澪、好きだよ、本当に好きだ。

耳に残るあの時の律の声。
壊れ物を扱うように優しく慎重に私の体に触れていく律の手の感触。
そんな温泉旅行の夜を思い出した途端、私は顔を真っ赤にしてしまった。

「み、澪先輩」
「…へ?」
「先輩、ますます顔を紅くなってますよ。もしかして体調悪いんですか?」
「…いや、いやいやいや。大丈夫、体調はばっちりだよ」
あはは、と笑って誤魔化す私。
ああ、リアルにいろいろ思い出してしまった…。
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ジャンル : 小説・文学

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