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いいなづけ -05- 大学生 秋山澪の場合【Last3】

Category : SS( いいなづけ 【Last-3】 )
「まあ先輩が寝ちゃった後は、なんか私だけこんなに緊張してたのが馬鹿馬鹿しくなってきて、少し腹が立ちましたけどね」
…そりゃあねえ。
私は梓に心から同情した。ゆーいー、後輩に恥かかせるなよ。
帰ったらちょっと小一時間程説教コースだ。

「でも…」
「ん?」
「でもやっぱり何もなかったことにすっごく脱力した反面、…かなりほっとしたことも事実なんですけど」
梓は少し苦笑い気味にそう言った。

「そ、そうか」
「それにそんな事したのが憂にバレたらと思うと、少し怖い気持ちもあるし…」
「憂ちゃん?」
「あ。い、いえいえ、なんでもありません」
梓はちょっと慌てたようにそう言った。

「と、とにかく。温泉旅行での件はもういいんです」
「は、はぁ」
「でも、その後まったく進展がないのはいいのかどうか、よくわからなくて」
それでちょっと唯先輩、もしかして本当は私のこと、あんまり好きじゃないんじゃないかって思えてきちゃって。
「そんな訳あるはずない」
もう絶対にそんなことないんだけど。よし、やっぱり今度ばっちり録画しておこう。
可愛い後輩のために、私は今度ムギに最新のDVDカメラを借りようと決意する。

「あの、…澪先輩」
少なくとも二時間以上続けて録画できるタイプのを借りて…とか考えていた私に、梓の控えめな声が聞こえてきた。
「ん?何だ」
「その、…ちょっと澪先輩にご質問が」
「え?ああ、何?何でも聞いてくれていいよ」
可愛い後輩のためだ。私に答えられる範囲ならなんでも…。
「あの、澪先輩は、その最初の時はどんな風にその律先輩と…」

……………………………はい?

「えと、つまり、その。どんなきっかけでその初めてのご経験を」
私は少し首を傾げ、ニッコリとした笑顔を顔に貼り付けたまま固まってしまった。

「あの、その、お二人は小学生からの『許婚』ですし。だからそういうのに経験豊富なお二人の、その最初の時のことをぜひ参考にさていただきたいと思って…て、あの澪先輩?あれ、先輩?」
完全に固まった私の様子を見て、梓が私の目の前で手をひらひらと振った。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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