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いいなづけ -01- 大学生 秋山澪の場合【Last3】

Category : SS( いいなづけ 【Last-3】 )
そろそろ冬も近づいてきたとはいえ、まだそれ程寒さを感じさせない小春日和。

そんな穏やかな気候の中、私は久々に戻った実家近くの商店街を歩いていた。
すっかり見慣れた街の風景。それでも少し離れた別の場所で暮していたせいか、なんだかちょっぴり新鮮な気分を味わいながら歩いていた私は、ふとゴールデンウィークに偶然会った高校時代の後輩と話した内容を思い出した。

久しぶりだからと、一緒に入ったファーストフードのお店でじっくり話そうかとなった私たち。
しばらく互いの近況を報告したりして盛り上がっていたのだが。
私たちが高校を卒業してすぐに、唯と二人で温泉旅行に行った話になった途端、梓が何とも複雑な表情をした。さらになんだか不服そうな顔をしながら小声でぶつぶつと呟く可愛い後輩の様子を見た私は、何かあったのなら話を聞くけど、と言ってみた。
唯との事で、何か悩みでもあるのだろうか?

梓はしばらく考える様子を見せながらも、結局「じゃあ…」と言って話を切り出した。
梓の話は今年の春、唯と二人で温泉旅行に行った時の事だったんだけど…。

***

「…というわけで、唯先輩そのまま爆睡しちゃって」
「…」
「それで、結局その後も妙にタイミングが悪くてそういう事は全然…あの、澪先輩?」
「あ、いや、別に何でもないよ、いやホント」
どーぞ、どーぞ、話しを続けて!…と言いながらも。
私はさっきから心臓の音が、どんどん早くなっていくのを自覚していた。

あ、梓の悩みって…そ、そっちの方の話だったんだ。

私は心臓の動悸と共に、顔が紅くなるのを感じていた。
「はぁ。それでもう付き合い始めて、それなりに経つんですけど…」
私が促したので、梓はまた話を続ける。

梓の話をまとめると。
最初につまづいたのがまずかったのか(何がとはここでは言いませんが)、その後二人は「そういう」意味の発展はまるで無いのだそうだ。
さすがにキスはすませたそうだが(でもまだ数回程)、その後の展開まったく無し。
梓が言うには最近ではそうなりそうな気配すらない…のだとか。
といっても別にそれで仲が悪くなったとか、気まずいとかそう言ったことは全然ないらしく。
毎日メールや電話をしたり、お休みの日にはなるべく二人して予定をあわせ、デートをしているのだそうだ。

「それはそれで楽しいからいいんですけど。ただ…」
「ただ?」
内心で恥ずかしさが湧き起こってくるものの。
なんとかそれを抑え、平静を装いつつ私はそう聞き返してみる。
「なんていうか、うーん。あ、いや別に私はその、む、無理してまでしたいとか、そういうのは全然思ってないんですけど」
でも…と言った後、梓は少し言いにくいのかじもじとした様子みせた。
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ジャンル : 小説・文学

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