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いいなづけ -02- 大学生 秋山澪の場合【Last2】

Category : SS( いいなづけ 【Last-2】 )
普段は必要な提出物を出すのを忘れたり、部長会議をさぼったりと。
おおざっぱな性格に見えるけど、彼女は案外自分から口にした約束は律儀に守るタイプだ。

会えない分、毎日電話するよ。

そう言った彼女は、今日までその約束を破ったことはない。
だから私もいつもこの時間には、携帯を持って彼女からの電話を待った。
「早くしてこいよ、バカ…」
待っている間、私はとても切ない気分になる。
だからかついこんな悪態を吐いてしまう。

それなら自分から掛ければいいのに、といつもそう思うのだけど。
なぜだかそれが出来なかった。
だからただひたすらに、彼女の電話を待つ日々。
私は怖かったのかもしれない。なにが?と聞かれても答えられないけど…。
静かな部屋の中、私は携帯を持て遊びながら電話を待つ。

ふいに携帯が震えた。
私の胸が一つトクンと音を立てたかと思うと、そのまま早くなっていく。
来た、と思うと同時に、携帯から着信音が鳴り始めた。
携帯から鳴り響くそれは、彼女から来た場合にのみ流れる曲だ。
そう、それは今私が一番お気に入りの曲で…。

ジリリリリリリ!!!

ん?あれ、お気に入りの曲…じゃない?あれ…?
「ん、んーん」
頭上で鳴り響く目覚ましの音で、私は夢から覚めた。

***

布団から手だけ出して、目覚ましのスイッチを止める。
寝ぼけた頭で辺りを見渡すとそこは実家にある私の部屋ではなく、今年の春から住み始めた寮の部屋。

「夢、か…」
まだ今から一年も立っていない、受験間近の頃の私。
ようやく頭が目覚めてきた私は夢の内容を思い出しつつ、ベッドから抜け出しそのまま顔を洗おうと洗面所に向かった。
「なんか懐かしいなぁ…て、そんなに前の話でもないけど」
顔を洗ってさっぱりとした私は、タオルを顔にあてながらポツリとそう呟いた。

今日は午前の講義を取っている。そろそろ準備しなければ。
私は夢の内容をそれ以上気にすることもなく、手早く服を着替えると軽い朝食を取る。
大学に行く用意をしながら、私は今日は律の部屋に寄って行こうかどうしようか考えた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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