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揺れる図形 - 11 -

Category : SS( 揺れる図形 )
「取りに行ってもらうなんて悪いよ」
そう言って俺の話を遮ったのは、絶賛片思い中の相手。
「え、別にそれくらい構わないけど」
「ううん、悪いよ。…だから私が一緒に生徒会室に取りに行く」
彼女はそう言うと、長椅子に置いてあった鞄を手に取った。

「え?」
え?とは俺の台詞だよ、生徒会野郎。
「一緒に行くから」
な、なんで一緒になんて、えぇ!?
「ほら、いこ。真鍋君」
「ああ、でもいいのかい?」
スタスタとドアに向かって歩き出す彼女の後ろ姿に、眼鏡野郎がそう聞いた。
そうだよ、秋山。まだ俺、歌詞見せてもらってないんですけど。
あと、映画のお誘いもー…。

「アイス食べに行くんでしょ。ならもう今日は軽音部の部活はないだろうし」
振り向きもせずにそう言った彼女は、「じゃあ、今日は失礼します」と言って部室を出て行ってしまった。
「あー、お邪魔しました」
彼女の後を追うように、生徒会野郎も部室を出て行った。
そんな二人の様子を、俺は呆然と見送るばかりだ。

「さて、じゃあ私たちも行きましょうか」
「へ?」
「アイスよ、アイス。報酬は早めにもらいたいのよね、私は」
そう言っていちごも鞄を持ち直したかと思うと、さっきの彼女と似たような歩調でドアに向けて歩き出した。
「琴吹君たちも行かない?」
ついでにおごってもらったらいいわよ、といちごはまた淡々と話す。
て、勝手に俺が全部おごるような感じにしてんじゃねーよ。

「いや、僕は今日家の用事があるんで。遠慮しておきます」
「僕も、今日は妹に買い物を頼まれてるんで」
あっさりといちごの誘いを断る二人。
「あら、そう。残念ね。せっかくタダでアイスがゲット出来たのに」
「あー、そこらへんには未練が残るけどね」
「いいから、二人で行ってきたら。僕たち用事があるし」
アイスに対して未練を残す唯だったが、結局「また、今度ね」と言って俺たちに向けてヒラヒラと手を振る。…てゆうか、お前らにおごるとは一言も言ってねぇての。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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