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揺れる図形 - 09 -

Category : SS( 揺れる図形 )
「はい。生徒会に提出する書類でしょ、これ」
「へ?」
思わぬ間抜けな声を出しながらも、俺はいちごから受け取った。
いちごから渡された書類を見て俺は「おお」と声を上げる。

「そうそう、これだよ、これ。…てか、なんでいちごが持ってんだ?」
いちごに渡した覚えはないが。てゆうか今日これ持っていたことだってすっかり忘れてたのに。
「別に取った訳じゃないわよ」
あんたの机の下に落ちてたのよ。
普段からそうなのだが、いつもよりどこか素っ気ない口調で話すいちご。

「ええ、マジ?あれ、落としてたの、俺?」
我ながらなんて間抜けな…。
「見てみたら提出期限は昨日だったし。結構大事な書類みたいだからわざわざ持ってきてやったのよ」
「おおー、悪いな、いちご。いやー、助かったぜ」
わざわざ軽音部の部室にまで持ってきてくれたクラスメイトに、俺は心から感謝した。
「感謝しなさいよ」
「もちろん、もちろん。いちご様々です」
ま、口調がちょい偉そうで癪だが、本当に助かったからなんとでも言って下さい。

「御礼はアイスでいいわ」
「はぁ?なんだよ、それ」
「何よ、駄目なの?わざわざ持ってきてやった恩も忘れて…」
「いや、そうだけど。まあ、いいけどよ。にしてもお前もう冬も近いってのにアイスて。寒くねーのかよ」
「いやいや、律君。アイスは年中無休だよ!」
「いや、お前に聞いてないし、唯…」
夏場は人一倍アイスを食べるアイス星人の唯にかかると、季節感なんてどうでもいいらしい。

「とにかく御礼のアイス、忘れないでよね」
「ったく、わかったよ。但し一個だけだぞ」
「せこいわね…と言いたい処だけど、まあしょうがないわね」
「あたりめーだろ。…さてと。前にだいたい書いてあったと思うけど」
必要事項は以前書いておいたはずだが、一応再度チェックしてみる。
「…よし、ほらこれ持っていってくれよ」
ざっくりと見た後、俺は紅い眼鏡野郎に書類を渡した。

「ん、確かに受け取ったよ」
書類を受け取ると、目の前の恋敵(まだ俺の推測の範囲ではあるが)は軽く内容確認した後、クリアファイルに書類を収める。
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ジャンル : 小説・文学

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