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揺れる図形 - 05 -

Category : SS( 揺れる図形 )
「そうなんだ。いつも軽音部へのご協力感謝します」
「ありがとー、秋山さん」
「あ、いえ。…詩を作るのは好きでしてるから」
二人に感謝されて、ますます照れた様子を見せる彼女。…激可愛いす。
「せっかくだしゆっくりしてって下さい」と紬に促され、彼女は一旦席に座った。
彼女が座る席は最近すっかりそこが定位置になったかのように、なぜか俺の目の前。

「ケーキを多めに持ってきて良かった」
「い、いつもごめんね、琴吹君」
「いえいえ、とんでもない。我が家としては大助かりですから」
そう言いながら、優雅な動きで紅茶を入れる紬。
最近ではすっかりおなじみになった、彼女の交えたなごやかなお茶の時間がスタートするかと俺が思った瞬間、唯が不意に立ち上がった。

「あー、紬君。ちょっとさっきの曲の中で相談したい事があるんだけど」
唯はそう言いながらテーブルから離れると、愛用のギターが置いてある場所へと向かった。
「ん、何かな、唯君。でもちょうど良かったよ、僕もちょっとギターのソロの部分で聞きたいことがあったしね」
ケーキと紅茶を置きながら「秋山さんはゆっくりしててね」と彼女に紬はそう言うと、唯と同じくテーブルを離れて後ろで何やら話し始めた。
な、なんだ突然。なんかものすごくわざとらしいんですけど…。

「お、おい。なんなら俺も…」
「あ、律君はゆっくりしていて」
「そうそう。ちゃんと秋山さんをもてなしてね」
ぴしゃりとした口調で、俺がテーブルから離れるのを阻止しようとする二人。
あ、えーと。つまりそういう事ですね。
「あー、悪いな。なんかあいつらバタバタしててさ」
「ううん、どうぞお構いなく」
ケーキを美味しそうに食べながらそういった彼女は、さして気にした風もない。

「じゃあ。後で俺が先に歌詞見せてもらってもいいかな」
「うん、お願いします。…あの、この間田井中君が言ってた処も、ちょっと書き直してみたから」
彼女は少し不安そうな表情を浮かべながらそう言った。
「え、そうなんだ。サンキュ」
今までいくつか見せてもらった、彼女のメルヘン溢れる歌詞を俺は思い出す。
歌詞が悪いと思って言ってるわけじゃなくて、俺たち男三人のバンドだから。
そこらへんを考慮してもらってー、みたいなことを前に一緒に帰る道すがら、彼女にお願いしたことがあった。
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