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揺れる図形 - 04 -

Category : SS( 揺れる図形 )
「若王子…て、いちごの事か?」
「あ、ちょっと今朝二人で居る処を唯君と二人で見かけたんで」
紬がまた唯の口を手で塞ぎながらそう言った。

「朝?ああ、確かに朝会ったな」
今日は目指まし時計の故障で時間を間違え、珍しく早く登校した際に途中で偶然会ったのだが。
「いちごがどうかしたのか?」
「ああ、別にどうとは。…でも前から思ってたけど、律君は若王子さんと結構仲いいよね」
「んー、そだっけ?」
紬にそう言われて、俺は一瞬考えた。
確かにフツーに会話くらいはするけど、仲が良いという程だったかな?

「律君の鈍さはもう一級品だね、紬君」
「今はそれを言っちゃ駄目だよ、唯君」
小声で話す二人に(でもしっかり聞こえてますどね、お二人さん)、俺はなぜ今そんな事を言われるのかわからず少し首を傾げた。それにしても前からよく言われるんだよな、それ。
自覚はないけど、俺ってどこか鈍いのかな?

「ま、それはともかくとして。秋山さんへのお誘い頑張ってね」
「何がそれはともかくなんだか、さっぱりわからねーんだが。まあ、お前らに言われるまでもねーよ、明日は俺の本気を見せて…」
コンコン。
俺が勢い込んで話している途中、不意に音楽室のドアをノックする音が聞こえた。
「はい、どうぞ」
ドアの向こうに居る相手に紬が声をかけると、しばらくしてドアが静かに開く。

「こんにちわ…」
「あ、秋山さん」
「いらっしゃーい」
「…!」
ドアの向こうに居た相手は、今日は来ないと思っていた相手だった。秋山澪。
俺たちと同じ学年の女子。そして俺の幼馴染であり…。
「よ、よう。今日はこないんじゃなかったのかよ」
只今絶賛片思い中の相手。
彼女の突然の出現に、僅かな動揺を見せてしまう俺。な、情けないとは思う。

「うん、そのつもりだったんだけど。今日は文芸部の活動が早く終わったんで」
それにまた歌詞をいくつか考えたから、見てもらうかなと思ったんだ。
そう言って彼女は少し照れた様子で、はにかむように笑う。…可愛いす。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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