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いいなづけ -05- 大学生 秋山澪の場合【Last1】

Category : SS( いいなづけ 【Last-1】 )
「あー、ちょっと待ってよ。そんな急がなくても」
「そうだよ、良かったら君もちょっと一緒に飲んでいこうよー」
私を連れてさっさと出ようとする律に、数人の男性がそう言って声を掛けて止めようとしてくる。

「ね、そうしようよ」
そう言いながら近くに居た男性が、律の腕を掴もうとしたけれど、彼女はその手をさらりとかわした。
「ごめんねー、また今度」
軽い口調でそう言うと、律は彼らに背を向け足早に歩いていった。
もちろん彼女に腕を掴まれている私も、一緒に歩いていく。
男性たちだけでなく、一緒に飲みに来ていた同じ大学の女の子たちの静止の声も聞かず、私たちはお店を出て行こうとした。

「あ、あの!」
一際大きい声がして、思わず私と律は振り返った。
振り返った先には、一人の男性が立っていた。たぶん今日の合コンのメンバーの一人。
…と思う。なんせその人とはほとんど話はしてないから自信ないけど。

「あの、これ忘れ物です」
そう言って彼が私に見せてくれたのは、私のハンカチだった。
あ、さっきテーブルに置いたままにして忘れてたみたい。
「あ、ありがとうございます」
「いえ…」
彼は私にハンカチを渡すと、すぐに私から離れて先程まで居た場所へと戻って行ってしまった。
ほとんど話してないからわからないけど、どこか他の男の子たちとは違う感じ…。

「澪」
「あ、うん」
律に促され、私はハンカチ片手に振り返ると、すぐにそのまま店を飛び出すように出て行った。

***

店の外に出てしばらくしてから、律は携帯を取り出してどこかに電話をかけ始めた。
「律?」
私が声を掛けても律は何も言わず、携帯を耳に当てたままだった。
コール音が僅かに聞こえてくる。
「…あ、私。うん、ありがと。じゃあまた寮でな」
短く話して律はすぐに携帯を切った。

「誰に電話してたんだ?」
「晶だよ」
「昌?」
さっき店の中を見渡した時にいなかった友人の名前が出て、私は少し不思議に思った。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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