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いいなづけ -04- 大学生 秋山澪の場合【Last1】

Category : SS( いいなづけ 【Last-1】 )
「ねえ、それで今度さ」
「へ?…あ、はい?」
「だからさ、今度一緒にさっき言ってたトコに遊びに行かない?」
とってもにこやかな顔でそう聞いてきた右隣りの男の子には悪いけど、さっきのって…どこ?
「いや、それよりさ。この後もう一軒別の店行かない?」
俺、イイ店知ってんだよ、と言ってくれる左隣りに座る彼には悪いけど。
…私はもう帰りたいんです。

どうしてだかわからないけど、次々と話かけられて私はもうパニック寸前。
じゃあ、今日はもう…なんて言いだすタイミングが見つからない。
なんとか隙間をぬって周囲を見渡し、昌にヘルプメッセージを出そうと思ったけど、彼女が見当たらない。あれ?ど、どこに行ったのかな?

「なあ、どう?良かったら行こうよ」
店の中に視線を彷徨わせていた私に、隣に座っていた男性がさらに近づいてきた。
「あ、あの…、今日はその」
「いや、また今度でもいいから。あ、そうだ良かったらメアド教えてくれる?」
私が断ろうとするのをすぐに察知したのか、隣の彼はそう言って携帯を取り出した。
あ、俺も、俺もと言いながら近くに居た別の男性もポケットから携帯を取り出す。

「あの、ごめんなさい。ちょっと…」
困る…。
「いいじゃん、それくらいー」
私が困ったように顔を俯かせても、気軽にそう言ってさらに近づいてくる隣の人。
ちょ…ち、近いんですけど…。
ね、そんなに警戒しないでよーと笑顔を振りまきつつさらに近づいてきた彼は、手を私の肩に回そうとした。
え、ちょ、ちょ、ちょっと!?

「はい、そこまでねー」
逃げることも出来ずに体を強張らるだけの私の耳に、とても聞きなれた声が聞こえた。
「え?…り、律?」
「よ」
私の肩に回そうとしていた隣の人の手を掴みながら、律は反対の手を軽く上げて返事をした。

「悪いね、この子はちょっとこれから用事があってね。もう帰らないと行けないんだ」
律はそう言いながら、私の手を引っ張り強引に立たせた。
「…っと」
急に引っ張られたので少しバランスを崩しながらも、私はなんとか立ち上がると横に置いてあった鞄を手にする。
「んじゃ、そういう事で」
さっと右手をあげてにこやかに律はそう言うと、私を連れて歩きだそうとした。
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ジャンル : 小説・文学

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