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君の側にある旋律 【27】 西からの転校生/最終章 -04-

Category : SS( 君の側にある旋律 【27】 )
律は無言のまま、霊体の少女を冷ややかに見ている。
「土地神さまからの伝言、聞いて頂けますか」
地に足をつけ、今でははっきりとその姿を現す霊体の少女。
だが律の目にはどこかおぼろげにぼやけていて、その姿をはっきりと映してはいなかった。

***

「ん…」
「あ、起きちゃったか」
「ん、…り、つ?」
「そう」
ごめん、起しちゃったかなとすぐ側で囁くように言う律に、澪はいいよと寝起きの声で答える。
澪はまだはっきりとは起きていないのか、うつろな目でベットの側に置いてある時計を見る。
「…なんでここに居るの?」
すでに消灯時間もとうに過ぎた時間なのに、なぜ律がここに居るのだろう?
そう思った澪が、やや舌足らずな声でそう聞いてみる。

「あ、今日はさ。こっちの部屋で寝ようと思って」
「え?」
「ムギお願いして、代わってもらったんだ」
そう言いながら、律は澪の髪をいつもように優しく梳いていく。
「はぁ、なんでだよ」
「何となくだよ」
「何となくって…」
「それに今日はさ、ムギは唯と一緒に幽霊探しに熱中してるよ」
だから私も今日は部屋に一人だしさ、なんか寂しいじゃん。
「だからこっちに来て、澪と一緒に夜更かしでもしようかと思ったら、澪さっさと寝ちゃってさ」
明日は学校お休み。週末だってのに、まったくお子様だな、澪は。
そう言って澪はニヒヒと笑う。

「な、何言ってんだよ」
「まあまあ、寝る子はよく育つて言うじゃん」
いや、あれは本当の事だと思うね、私。
「だって澪はすくすくと、…特にここらへんが大きくなったしー」

ドガ。

二ヘラと笑いながら澪の胸の辺りを指で示した律は、そのままいつもの鉄拳制裁を頭上に受け、打撃音と共にばたりと床に倒れた。
「このバカ!そんなことわざわざ言いに来たのか!」
「み、澪しゃん、痛い」
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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律澪はジャスティス。
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当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
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