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君の側にある旋律 【26】 西からの転校生/第六章 -07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【26】 )
「うまい、律。霊を抑え込んだわ」
「見えないけど、そうなの?」
「みたいだな。唯、頼む」
「あいさー」
律と同じく呪法を唱えた唯の周囲に徐々に現れたのは、平沢家独自の「封魔円」。

あ、あれは、封じの…キャー!!

「唯、もう少し右…あ、と逃げられた」
「うーん、残念」
唯の封魔円を見て、ここのままで封じられちゃう!と悟った「彼女」は、闇雲動いて律が放つ光たちから何とか逃れた。
体をジタバタさせ、何とか包囲網から逃れてこの場を離れようとする。
だがそんな「彼女」の行動も、姫子には全て見えていた。

「階段を昇ってる。上に逃げるみたい」
慌てながらも姫子の冷静な声を聞いて、「彼女」はふっと後ろを見てみた。
深い暗闇の中、青く光るそれを見て「彼女」は思わず呟いた。

あれは、…魔眼?

「待て!」
しばらく青い光を放つ瞳に魅せられたようになっていた「彼女」だが、律が姫子の指示通り動いて迫ってきたので慌ててまた逃げだした。
姫子に先導されながら、律と唯は階段を駆け上がる。
追いかけっこの末に、二人には見えぬ霊体を屋上へと追い込んだ。

「あっちよ」
姫子の指は正確に「彼女」の位置を示す。
「おい、いい加減に姿を現したらどうだ」
律は暗闇の先に向けてそう言った。
「私たちは見えないけど、姫ちゃんには見えてるんだよ」
だから隠れても無理だよー、といつものほわほわした口調で話す唯。

「にしても姫ちゃん、すごいねー」
「そうでもないわ」
「いやいや、やっぱりすごいわ」

さすがは「魔眼の姫」だな。

律が意味深げにそう言って、ニヤリと笑う。
「止めてよね、それ」
他の退魔師たちから畏敬の念を持ってつけられたその称号を聞いて、姫子はうんざりとした顔を見せた。
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