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君の側にある旋律 【26】 西からの転校生/第六章 -06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【26】 )
あ、でも私は彼女と話をしなくてはいけないんだっけ。
ホッとしたのも束の間、霊体である「彼女」は今回この高等部寮まで来た本来の目的を思い出してハッとなる。
でもなんか怒っているみたいだし、ちょっと怖いなー。

「ま、しょうがない。姫子さーん、出番です」
「…はいはい」
律の軽い口調に、力なく答える姫子。
「お願いしまーす、姫ちゃん」
「わかってるわ」
自分と違って唯にはどこか温和な表情をみせる姫子に、律はちょっと納得はいかないものの「頼む」と短く声をかけた。

…あら、あの子は誰だっけ?
少し離れた場所で、三人の様子を見ていた「彼女」は姫子を見て少し首を傾げた。
もう一人の子はあの「平沢家」の子だけど。あの子は…あ、そうだ。彼女はこの間転校してきた、確か。
「あそこよ、律、唯」
転校生の名前を思い出した「彼女」がポンと手を打ったと同時に、その立花姫子が自分の今居る場所を正確に指さした。
え…?
-オン。
姫子の声にすかさず反応した律が小さく呪法を唱え、彼女の指差す方に式神を飛ばす。
ええ!?
驚いた彼女は、僅かに声を上げながら律の式神から逃げるように走った。
律たちもすぐに追いかける。

「そこ、右に曲がった」
「了解」
「次、あの壁の向こうに透けて逃げた」
「ラジャー」
姫子の声を聞いて、律と唯の二人は「彼女」との距離を縮めていく。
どれだけ気配を消しても、正確に自分を追いかけてくる三人に「彼女」は慌てた。

あのこの間来た転校生さんは、私が見えるの!?

「律、天井から上に逃げようとしてるわ」
「させるか!」
- キャーヤ。
また小さな声で律が呪法を唱えると、天井に無数の小さな光が放たれそれが「彼女」の行く手を阻んだ。

わ、わ、なんですか、これ?
先ほど退魔師の彼女が見せた金色の瞳と同じ輝きの光。
その光が自分の行く手を阻むように、覆い被さってくる。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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