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君の側にある旋律 【26】 西からの転校生/第六章 -05-

Category : SS( 君の側にある旋律 【26】 )
「ふーん、んじゃ今は何で皆には見えるのかな?」
「皆に見つけてもらえるのを、楽しんでいるんじゃない」
唯と姫子の見解に同意するように、律は一つ顔を頷かせた。

「なんだかふざけた霊ね」
そう言って肩をすくめる姫子と。
「なんかおもしろそうだね、その霊」
「ぜったい、落とし前つける…」
どこか楽しそうな唯に、妙に意気込む律。

三者三様の様子を見せながら、三人は寮の中を移動し始めた。

***

ああ、なんて、なんて久しぶりなんだろう。
私に気づいてくれるなんて。

澪の体から離れた立花姫子曰く「ふざけた霊」は、久々の感触?を楽しんでいた。
今までは誰も気づいてくれなかったのに。何十年ぶりくらいかしら。
これもやっぱり彼女の「能力」が原因かしらね。ちゃんと御礼を言えば良かった。
そんな事を思いながら、時折「出たー!」「見たー!」「カメラ―!」と叫ぶ生徒たちの声を、「彼女」は楽しんでいた。

それにしてもそろそろ隠れないと、あの退魔師の子が私を探しに来るだろう。
先程、会ったばかりの少女の姿を思いだし「彼女」は体を震わせた。
徐々に金色に染まる髪と瞳。そしてあの全身から放つ気。

あの子は…怖い、少し違う。あの子は…。

「こっちの方か」
ふと先程の少女の声が聞こえて、慌てた「彼女」は姿を隠す。

「やっぱりまったくわかんない」
「ああ、そうだな」
四方に放った式神たちも、やはり何の反応も示さない。
「さっきも思ったけど、なんて隠密性の高い」
「うーん、世の中まだまだ広いなあ」
気配がまったく読めず、律は少し焦れているようだ。
そんな律とはどこか対照的に、唯はしきりに感心した様子を見せていた。

良かった。どうやら気付かれずに済みそう。
少し距離を保ちながら、二人の様子を見ている「彼女」はそう思い、ホッと息を吐く。
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ジャンル : 小説・文学

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