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君の側にある旋律 【26】 西からの転校生/第六章 -02-

Category : SS( 君の側にある旋律 【26】 )
「あら、そうなの。てっきり澪ちゃんと一緒だと私は思ってたんだけど…」
「ご主人様をほっぽらかして幽霊探しなんかしているりっちゃんは、だめだめな護衛さんだねぇ」
「うふふ。そうかしら」
「そうだよー。でも澪ちゃん大丈夫かな」
唯の言葉に怖がりの澪を一人残してきたことに、ムギは今さらながらに少し心配になってきた。

中等部時代からのルームメイトであるムギは、澪の性格をよく把握している。
普段なら大丈夫だろうけど、澪は最近は幽霊話で少し神経を尖らせていた。
「唯ちゃん、私ちょっと部屋に戻っていいかしら」
「いいよ。何かあったら携帯で知らせるから」
お願いね、と言ってムギは唯から離れて寮の自室へと向かった。

「さて、ではお仕事タイムと行きますか」
ムギの後ろ姿を見送った後、唯はさして急いだ風もなく、ムギとは反対方向に足を向けた。

***

「やれやれ、唯でも見つけられないとなると少々面倒だな」
携帯をポケットに入れると、律はそう言って小さな溜息を一つ吐いた。
「魔」や「鬼」の気配を感じることに関しては、唯は私より上だと律は思っていた。
その唯でも今回はどうやら気づかなかったのだから、これは厄介だった。

「まあ、いい。とりあえず唯と合流し…」
とそこまで言って律はハッと何かに気づいたように立ち留まった。
「いや、待てよ…」
気配を感じる点に関しては、唯や私よりも能力の勝る人物が、今この学園に一人居た。

「そうだ、あいつ…」
そう呟いた律は、慌ててもう一度携帯を取り出すと、まだ一度も掛けた事がない番号を押す。
もう寝たかな…と思いながら、律はコール音に耳をすませた。
数回コールの後、電話が繋がり律は内心ホッと息を吐く。

「…もしもし」
すでに消灯時間も過ぎ、さらに始めたかかってきた電話相手に、やや不審の気持ちが込められた声が律の耳を震わせた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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