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君の側にある旋律 【25】 西からの転校生/第五章 -06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【25】 )
「澪?」
「こんな時間に、私にわざわざ会いに来てくれたの?」
「え、…まあ、そうだけど」
「嬉しい」
「…へ?」
「来てくれて嬉しい」
ずっと話したかったんだ。
澪はそう言うと、律の腕に自分の腕を絡めて体を密着させてくる。

「み、澪しゃん?」
澪の突然の行動に律は慌ててしまう。
「こっちから、会いに行こうと思ってたんだけど」
「そ、そうなんだ。何か用でもあった?」
腕に当たる何か柔らかいものに意識を奪われそうになりながらも、律はそう聞き返す。
「うん、あるの。大事な、大事な話が」
そう言って腕だけでなくますます澪は体を密着させてきた。
澪のちょっと大胆な行動に、律の心臓が先程から激しいリズムを刻み始める。

ああ、駄目だ。リズムをキープしろっていつも澪に言われてるのに…。
そう思い落ち着こうとするものの、なにせ今現在律のリズムを狂わしているのは、誰あろういつも彼女にそう言って注意する澪自身だ。
「そ、そうか。あー、それはともかく、ちょ、ちょっと離れないか、澪?」
何となく、いやものすごく惜しい気持ちもあるけれど、これでは話がしにくい。
そう思い律は澪の肩に手を触れて少し押してみたが、我が主はまったく離れる様子もない。
それどころか両手を律の首の後ろに回したかと思うと、顎を律の肩に乗せてますます密着させてくる。

「み、澪さん、澪さん」
キャー、と内心では先ほどの澪と同じように悲鳴を上げる律。
だが何とか声に出すのを堪え、平静を装って主の名前を呼ぶ。
「律…」
「ど、どうしたんだ、澪。何かあったのか」
「何かって?」
「いや、だって…」
「何にもないよ。ただずっと前から、…触れたかった」
話をしながらも、己の護衛との距離があと数cmといった処まで近づいてくる澪。

近い、近いです!澪さん!

澪の僅かな吐息をすぐ側で、自分の肌で感じた律の心中は、「魔」や「鬼」と対峙した時とは比べ物にならないくらいの動揺をみせていた。体を密着させ妖艶な瞳で自分を見つめる澪に、律の心臓はますます激しくなるばかり。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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