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月を見上げて -03-

Category : SS( 月を見上げて )
「ごめんなさい、お父様、お母…」
「それで梓、お前はそいつといつから付き合っていたんだ!?」
今まで隠していたことに対して申し訳のない気持ちから、一度深々と頭を下げようとした娘は父親の問いかけの意味をわからず少し首をかしげました。
「は?付き合う?」
「どこの馬の骨だが知らんが、勝手に結婚の話を進めるなんて…」
そもそも一度我が家に来て、正式に挨拶するのが筋というものだろう!
腕を組み怒り心頭と言った感じでそう言う父。

「そうだよ、梓。梓は可愛いからいくらでもボーイフレンドくらいできるかもしれないけど、そんないきなり結婚なんて」
まずはやっぱり私たちに紹介してもらわくては。
父親のようには怒ってはいないものの、やや狼狽した様子を見せる母親を見て娘は理解しました。二人とも誤解している…。

「お父様、お母様。月の使者はそいうのではなくてですね…」
「そういうのでなかったら何なの、あずにゃん!?」
「梓ちゃん、相手の人がちゃんとした人なら、まずはご両親にご挨拶に来るのが礼儀だから…」
また下手なことを言ったらややこしくなりそうだと思った娘は、簡単に「かぐや姫」のお伽話を聞かせようとしたのだが、二人の祖母が左右から肩を持って体を揺らしてくるので、娘は話ことも出来ません。

「い、いやですから、て、ゆ、揺らさな」
「あずにゃん、恋人なんて嘘だよね!おばあちゃんはまだ許さないよ」
「お姉ちゃん落ちついて。梓ちゃんだってもう充分恋をしてもおかしくない年頃だから、ね」
「梓に恋人なんてまだ早い!パパは絶対反対!」
「律、そんな頭ごなしに反対したら梓が可哀そうだろ。まずは話を…」
左右に体を揺さぶられながら、話を聞かない両親と祖母たちにとうとう娘は…。

話聞けー!!!

と、その可愛らしい容姿から想像も出来ない大きな声でそう言いました。

***

「はぁ。かぐや姫ねぇ…」
「あぁ、そう言えばまだ都にいたとき竹取物語を読んだことあったかな」
大声で叫んだ後。やっと落ち着いた両親と祖母たちに、自分の部屋から持ってきた「かぐや姫」が書かれた巻物を見せた娘。
それを読んだ四人は、ようやく今後の話の展開?がわかってきたようでした。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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