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君の側にある旋律 【23】 西からの転校生/第三章 -08-

Category : SS( 君の側にある旋律 【23】 )
「…なあ、澪。何か嫌なこととかさ、悩み事があるなら言えよ」
そんな澪の態度を見て、律はふーと小さな溜め息を一つ吐いた後そう言ってきた。

「え?」
「いや、なんかちょっと今も変な感じだし。ムギも最近澪が元気ないって…」
「…」
「なんかあるなら、このりっちゃん様に言ってごらんなされ」
「律、に…?」
「そう!」
なんでも相談に乗りますぞ!と口調はいつものおちゃらけた様子だったが、目は真剣に澪を見つめていた。

「ま、とはいっても私が出来る範囲で頑張りますが。あ、お金の件とかだったらムギに言って貰った方が…」
しかしその真剣さも一分と持たず、エヘヘと笑ってそんな事を言ってくる。
そんな律の態度に、澪はほんの少しおかしい気持になった。でも…。
「ささ、どーんと言っちゃって」
どこまでもおちゃらけた様子を崩さぬいつもの律に、澪はふと力が抜ける気がする。

…それでも何となく今から聞く事には、自分自身ひどい抵抗がある。
あるけれども、澪は何となく聞いてみたい気がした。前からずっと思っていたこと。
「…律」
「ん、なになに?」
「律は…」
「うん」
どんな話でも大丈夫、聞く気満々と言った様子を見せる律。
そんな自分の幼馴染に澪はとうとう意を決す。
「律は私の…」

出たー!!幽霊、出たー!!

さあ、今こそ!…と言わんばかりに開いた時。
部屋の外から大きな声が聞こえてきて、彼女の声を掻き消してしまった。

「は?」
突然の事に一瞬固まってしまった澪とは対照的に、律はやや虚をつかれたような声を出すと、おもむろにドアの方を見つめた。先程の悲鳴を他の部屋に居る住人たちも聞いたのだろう、部屋の外が妙に騒がしくなってきた。

「幽霊?はは、ちょい時期ハズレだよな」と和と同じような感想を言う律。
「り、り、りつー」
誰かがふざけているのだろうと少々苦笑している律とは違い、澪は不安そうに彼女の袖にしがみついた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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