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君の側にある旋律 【22】 西からの転校生/第二章 -06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【22】 )
「だがこれもいい機会だしな。どうだ律、これからの事を一度よく考えてみるというのは」
「は?何を?」
「お前自身のこれからの行く末さ。いつまでもあの姫君にくっついて護衛をするというわけにもいくまい」
「…」
「いずれはあの姫も、お前から離れて秋山本家の…」
「もう行っていいかな、いちご」
いちごの話を聞こうとせず、律はさっさと屋上を出ようと歩き出した。

「やれやれ、少しは年長者の話を聞いてもバチは当たらないものだぞ」
「年長者?ああ、確かに百歳以上のババア…」
「何か言ったか、律?」
「いえ、別に、なんでもありません、お姉さん」
背後からひしひしと伝わる負のオーラを咄嗟に感じた律は、すぐに言葉を誤魔化した。
「ふん、まあいい」

せいぜいあの転校生に、変な弱みを握られないようにするんだな、律。

いちごはそれだけ言うと、律より先にドアを開けて屋上から出て行った。
彼女の小柄な体が、ドアの奥に吸い込まれるように消えていくのを律は見届ける。
律はまたもや屋上に一人取り残された。

「言われなくてもわかってるさ…」
暑さのせいかじんわりと首筋や頬に流れる汗を律は感じながら、誰に聞かせるでもなくポツリとそう呟いた。

***

立花姫子の歓迎会は、いつも通りの盛り上がりを見せて無事に終わった。
お祭り騒ぎが大好きな、桜ヶ丘高校高等部一年A組の生徒たちは、自分たち自身も大いに楽しみながらも、新しい仲間を最大限の持てなしを持って迎えたと言っていいだろう。

宴は深夜まで及ぼうとしたが、さすがにそれは寮の管理人に全力(お説教付き)で止められた。仕方なく終了の合図を委員長である和が告げると、それぞれ惜しみつつも満足げに寮の自分の部屋へと戻っていった。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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