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君の側にある旋律 【22】 西からの転校生/第二章 -04-

Category : SS( 君の側にある旋律 【22】 )
「ありのままを報告させてもらうわ。例えば今朝は護衛の身でありながら、姫君にわざわざ起こしに来てもらったりしていることや…」
「え?な、なんでそれを」
「護衛が寝坊したせいで、姫君も一緒に遅刻になりそうになったりとか。しかもそれがほぼ毎日という怠慢さ…」
「だからなんでそれを知ってるんだよ!」
「親切な隣の席の子が、教えてくれたのよ」

…………………ゆーいー!
隣の席になった途端、姫子の聞かれるままに正直に答えた律のルームメイト。
「そういう日常を細やかに報告させてもらうわ」
隣の子に聞けば、なんでも教えてもらえそうだし。
姫子はそう言うと、またクスクスと笑い出した。
「…好きにしろよ、ったく」
どうせ唯の口は止められないと判断した律は、ちょっぴり投げやりな気持で言い返す。

「ふふ。ところでさっそく私に貴重な情報を与えてくれた隣の子だけど」
「ん?」
「あの子が名高い魔封じの一族、平沢家の人間ね」
「…そうだよ」
ふーん、と姫子はどこかおかしそうに微笑を浮かべたまま、ネットの向こう側に見える運動場を見ていた。そこにはすでに練習を始めている各運動部の部員たちが見えた。

「ふーん、て。姫子は知ってるだろ」
夏に本家に来た唯を監視していたメンバーの一人に、姫子は入っていたはずだ。
「まあね。ただあの時は遠目からだったし。それにまだよく知らなかったから」
「唯がどうかしたのか?」
「別に。ただあの子がねぇ、と思っただけ」
あんまり退魔とか、そーゆうのに関係しているように見えないもの。
唯のノホホンとした表情でも思い浮かべているのか、姫子は視線を少し上にあげながらそう言った。

「見た目に騙されるなー」
「あら、そうなの」
「まあね」
姫子がそう思う気持もわからなくはないけれど。
唯と何度も退魔の仕事を共にした律としては、そう言わざるおえない気持ちだ。
「…ま、私には関係ないからいいけど」

あくまで私は同級生のストーカー行為がメインのお仕事だから。

皮肉のつもりか、はたまた自分自身を自嘲気味に言っているのか。
律にはなんとも判断しかねた。
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