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君の側にある旋律 【21】 西からの転校生/第一章 -07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【21】 )
「立花さん」
自分を歓迎してくれるクラスの皆に軽く御礼を言っていた姫子は、名前を呼ばれて律の方へと振り向いた。先程まで他の皆と違い、あまり自分に関心がなさそうだったクラスメイトが急に声を掛けてきたので、姫子は少し驚いた様子をみせた。

「何かしら?」
だがすぐに落ち着いたようで、律をずっと見つめる。
「立花さんは、学園の中をもう一通りは見て回った?」
彼女のそんな様子を気にもとめず、律は話かける。
「え、まあ…。でも、まだどこに何があるかはっきりとは」
「なら、私が案内するよ」
律はそう言うと、クラスメイトに囲まれるようにして話題の中心に居た姫子の手を強引に取る。

「ちょっと、律」
律の少し強引な行動に、クラス委員長の和が声を掛けた。
「…じゃあ、お願いしようかしら」
しかし姫子自身は和に大丈夫と言った感じで微笑みかけた後、律に促されるようにして立ち上がる。
「悪いけど、そういう訳だから」
歓迎会の準備は私も後で参加するからさ、よろしくな。
律はそれだけ言うとクラスメイトたちの驚いた様子も気にせず、転校生の手を取ってすたすたと教室を出て行ってしまった。

「あ、…もういっちゃった」
さっさと転校生をつれて教室を出て行った律に少々呆れながらも、一応親切にしてあげているのだからいいかと納得する和。
「りっちゃん、優しい」
「本当ね」
暢気にそんな会話をする唯とムギを横目に、澪は今日会ったばかりの転校生に学園の案内役を買って出た律の態度を少し不思議に思っていた。
それと同時に、なぜか澪の胸にどことなく不安な気分も沸き起こる。

そのせいか、朝から続いていた不機嫌な気持がすっかり消えていくのを澪は感じていた。

To be continued…
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