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君の側にある旋律 【21】 西からの転校生/第一章 -05-

Category : SS( 君の側にある旋律 【21】 )
始業式は滞りなく終わり、生徒たちはそれぞれの教室へと戻ってきた。
「あー。…ったく、まだなんか痛いよ」
「大丈夫、律ちゃん?」
あー、大丈夫、大丈夫。
心配そうに頭をさすってくれるムギに、そう言って律は軽く手を振った。
「にしても澪の奴。思いっきり叩いてくれちゃって」
始業式に参加する前。なぜか主の機嫌を損ねてしまったようで、律は始業のベルと同時に頭に澪の鉄拳を喰らってしまった。律の頭上で、ゴーンと鳴り響いた二つの音。

「律が余計な事言うからよ」
まだ頭をさする律に、和が少し呆れた口調でそう言った。
「は?私が何言ったっけ?」
「はー、…もういいわ」
まったくわからない、とばかりに不思議そうな顔をしている律に、和は溜息を一つ吐く。

「ホント、りっちゃんは変な処で超が付くくらい鈍いよねー」
「…唯、お前にだけは言われたくない」
友人たちと話をしながらも、律は今だ不機嫌MAXといった様子を見せる澪の様子をチラリと横目で見てみる。
席に座って一人本を読む澪は、律の方を少しも見ようとしなかった。

***

「はい、皆、久しぶりー」
しばらくして担任のさわ子が教室にやってきて、少しだるそうに挨拶をする。
「休みボケしてる人は居ないかしらね。私はちょっとまだボケてるけど…」
少し眠そうな表情を見せる先生に、生徒たちは笑いを誘われる。

「いや、今日からまた気合入れないとね!よーし、まずはー…」
そこまで言うとさわ子は「入って来てー」と教室のドアの外へと声を掛けた。
「はーい、今日からこのクラスに編入された転校生を紹介するわよー」
ドアを開けて一人の女生徒が入ってくる。

「自己紹介お願いできるかしら」
少し長めの明るい茶色の髪を横にサラリと流した、一見クールな印象に見える彼女はさわ子をチラリと見て一度頷いた。
「立花姫子です、よろしくお願いします」
そう言った後、礼儀正しく一度お辞儀する。
転校生が挨拶し終わると、途端教室内はウェルカムムードへと変わった。

- ようこそ、我がA組へ!!よろしくねー!
- 綺麗-!可愛いー!どこから来たのー?

歓迎の言葉だけでなく、どこからか音楽まで鳴り響いてきた。
吹奏楽部や合唱部に所属する生徒が、ここぞとばかりに演奏を披露する。
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ジャンル : 小説・文学

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