スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

君の側にある旋律 【21】 西からの転校生/第一章 -02-

Category : SS( 君の側にある旋律 【21】 )
「相変わらず出来た妹だ…」
澪はつくづくそう感心してしまう。

「唯ちゃーん、律ちゃーん。憂ちゃんが美味しい朝御飯作って持ってきてくれたわよー」
起きないなら、私と澪ちゃんで食べていい?
可愛らしい口調でムギがそう言うと、ガバッと起き上がる音が二段ベットから聞こえてきた。
「朝飯食わせろー」
「憂、ありがとー!」
軽快な動きでベットから飛び降りてくる二人。

「はい、こっちがお姉ちゃんので、こっちが律さんのです」
二人の好きな物を挟んで作ってますから、と言ってニッコリと笑う憂。
なんとも致せりつくせりな気配りを見せる中学三年生。
「いっただっきまーす」
「おいしーい!憂、愛してるよー」
そう言ってガツガツと、妹及び友人の妹が作ってきてくれた朝食を食べる、なんとも残念な高校生二人。

「さっきまで全然起きようとしなかったくせに…」
そう思い少々腹が立ちつつも、時間も時間なのでとりあえず起きたことを良しとしよう、と澪は無理やり己を納得させる。
「ほら、食べるのもいいけど早く着替えて。本当に遅刻するぞ」
さすがに唯も律も、そろそろヤバイかなと思ったのか、口にサンドウィッチを詰めながら慌てて準備し始めた。
「こら、行儀悪いぞ」と澪が怒っても、馬の耳に念仏な二人。
それから二人の支度が整ったのは、本当にそろそろ「ヤバイ」時間だった。

***

「はあはあ。…まったく。なんで二学期早々こんなに焦らなくちゃいけないんだ」
「でもハア間に合って、良かったわね」
少し息を切らせて教室に入ってきた澪とムギは、なんとか遅刻せずにすんで互いにほっとしていた。

「いやー、今日はもうマジ駄目かと思ったね」
「ホント、ホント。憂が来なかったらアウトだったかもー」
それ程息を切らした様子もない律と唯は、互いに「良かった、良かった」と話している。
「他人事みたいに言うな!元々はお前達が朝、ぐずぐずしてるからだぞ!」
余裕の様子を見せる二人に、澪は怒り心頭と言った感じだ。

「まあまあ、澪しゃん。結果間に合った訳だし、勘弁してよー」
「そうそう、澪ちゃん。明日はちゃーんと起きるから」
「嘘だ、絶対嘘だ…」
反省のない二人に澪はがっくりと項垂れた。
明日は放って行こう、と内心で固く誓う澪だが、実は毎回そう思っているのだ。
関連記事

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

Comment

非公開コメント

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。