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君の側にある旋律 【21】 西からの転校生/第一章 -01-

Category : SS( 君の側にある旋律 【21】 )
夏休み明けの二学期初日。
桜ヶ丘学園高等部一年寮「648」号室は、いつも通りの朝を迎えていた。

「い・い・加・減・に、起きろー!!」
一学期同様に、部屋の中は一年A組に所属する秋山澪の声によって響き渡った。
「…も、もうちょい、あと五分、いや十分」
「だから増やすな!ほら、もう起きないと置いてくぞ!」
二段ベットの上で眠る、この部屋の住人の一人である田井中律の布団をひっぺがす澪。

「唯ちゃーん、頑張って起きましょうね」
「…うーん、ムギちゃん、もう食べられないよ~」
この部屋のもう一人の住人で、二段ベットの下でいまだまどろみの中にいる平沢唯を優しく起こしているのは、澪のルームメイトである琴吹紬。

「ほら、唯も起きて。二学期初日から遅刻なんて情けないぞ!」
「…いいよ、もう。今日は始業式だけだし」
「…そうだよー、授業はばっちり受けるからー」
澪に強引に布団を引っぺがされて尚ぐずぐずとしている律と、ルームメイトの言葉に寝惚け声で賛同する唯。
「お前らー…」
「落ち着いて、澪ちゃん」
そんな二人の態度にワナワナと体を震わせる澪と、彼女を宥める紬。

「おはようございまーす、お姉ちゃん、律さん」
澪が爆発しそうになる寸前、爽やかな挨拶と共に入ってきたのは唯の妹である平沢憂。
「あ、おはよう、憂ちゃん」
「おはよう」
「あ、おはようございます、澪さん、紬さん」
憂はニコニコしながら、姉の友人である高等部の先輩二人に軽く頭を下げて挨拶をする。
「あー、お姉ちゃんたちやっぱりまだ起きてなかったんですね」
「そうなんだ、ま、毎度の事だけど」
そう言った澪の表情はかなり呆れ顔だ。

「あはは、いつも姉が迷惑かけてすいません」
「あー、いいよいいよ、別に」
申し訳なさそうに憂が頭を下げるので、澪は慌ててそう言った。
「ほらうちの律もいつも憂ちゃんに迷惑かけてるし、さ」
「いいえ、そんなー。全然大したことしてませんよ」
「あー、でも。手にも持ってるそれ、朝御飯じゃない?」
「え、あ、はい、そうです。今日はサンドウィッチにしてきました」
これなら時間がないなりに、用意しながら食べられるかな、て思って。
ニコニコと手に持ったバスケットを澪と紬に見せる憂。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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