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先輩たちの事情【4】 - 09 -

Category : SS( 先輩たちの事情 【4】 )
「んじゃ、さっそく明日にでもうちの部に来ないか」
「え、うん。あ、だけど明日は部活が…」
「そっか。じゃあ、明後日でもいいからさ。あ、でも無理はしないでくれよ。文芸部の方を優先してくれていいから」
「うん、わかった」
「紬も新曲つくるって燃えてるみたいだし、よーし新軽音部にあった曲をじゃんじゃん作ろうぜ!」
「協力してくれるんだよね」
「もっちろん!」
傘を振り回してそう言う彼に、私は「また濡れて風邪引くよ」と言って少し笑った。

***

「じゃあ明後日な」
「うん。書けた歌詞、持っていくから」
久しぶりに二人して家まで帰ってきた私たち。
前と同じく、彼は私の家まで送ってくれた。
「歌詞、期待してるぜ」
「あー、あんまり期待しないで欲しいかも」
私がそう言うと「謙遜、謙遜」と言って笑う彼。
そんな彼を見て、私はなんだか今頃になってプレッシャーを感じてきた。
それでもまた彼と繋がりが出来たことに私は嬉しさが、今の処はプレッシャーより勝っていた。

「じゃあ、また」
まだまだ話をしていたい気持ちはあるけれど。
いつまでも降り続ける雨の中、彼を引き止めたくはなかった。
今日は傘があるから、前みたいにずぶ濡れになることはないだろうけど。
「おお、じゃあな」
そう言ってうちの玄関から離れようとした彼の足がピタリと止まる。
「田井中君?」
どうしたんだろう、と思って私は彼に声を掛けた。

「…あー、あのさ」
「ん?」
「良かったらでいいんだけど」
「うん?」
「明後日、軽音部に来てくれるならさ」
「う、うん」
「あー、えーと、つまり。その、…また一緒に帰らねえか?」
「え?」
彼のお誘いの言葉に、私の心臓が一つ大きく飛び跳ねた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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