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先輩たちの事情【2】 - 06 -

Category : SS( 先輩たちの事情 【2】 )
「先輩、浮気したんすか?」
律君が少し責めるような口調でそう言った。
現在某文芸部の女子に一途に片思い中の律君としては、彼女がいるのに浮気するなんて考えられないのかもしれない。

「バ、バカ野郎、してねえよ。ただ、ちょっと…」
「ちょっと?」と紬君。
「だからその、…ちょっと予備校で知り合った女の子が、俺の苦手科目が得意な子で。その子に勉強を教えてもらったりしただけだよ」
「はあ、そうなんですか。教えてもらうってどこでです?予備校で?」
「いや、予備校近くの喫茶店とか、その俺の家とか…」
律君の質問に、先輩は何となく口ごもりながら答える。

やや微妙な態度を取る先輩に、紬君が手を顎に軽く当てながら見ている。
「本当に勉強だけですか、先輩?」
「あ、あたりまえだよ」
「予備校があるときだけ会ってるんですか?」
「…ま、まあ」
「先輩に彼女がいるってこと、その女の子はご存知で?」
「え、さ、さあ」
「言ってないんですね、先輩」
「いや、言ったような、言ってないような…」
「微妙ですね、先輩」と言ったのは紬君ではなく律君。

「先輩」
紬君がまだ手を顎に当てながら、再度声を掛けます。
「なんだよ、もう」
「その子にメアドとか教えたりしてません?」
「へ?…あー、まあ、それくらいは」
「では携帯の番号は?」
「…あー、まあ、それくらいは」
「ちなみに今日予備校があるんでしたよね、先輩」

予備校が終わった後の、本日のご予定は?

「…」
逃がしませんよ、と言わんばかりの押しの強さで質問を続ける紬君に、先輩は思わず言葉を失っているようでした。
…先輩、今日も予備校終わったら、その子とお茶でもしにいくつもりだったのかな。

「浮気だ」
「浮気ですね」
「先輩、やるー」
とりあえずそれぞれ、思ったままのことを口にする僕たち。
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ジャンル : 小説・文学

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