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先輩たちの事情【2】 - 04 -

Category : SS( 先輩たちの事情 【2】 )
「で、喧嘩の理由ですが、どちらに原因があるんですか」
「まあ、その。…ちょっと、な」
「先輩ですね」
同じ台詞を繰り返す先輩に、律君はそう断定する。
「いや、これにはいろいろ事情があって!」
「その事情とやらわかりませんが。とりあえず彼女と話し合って、さっさと仲直りしてもらえませんか」
言い訳を始めようとした先輩を、紬君が遮る。

「そうだね。先輩と文芸部の部長さんが仲直りしたら、秋山さんが軽音部に協力するのを認めてくれるかもしれないし」
これは名案、とばかりに僕はポンと一つ手を叩いた。
…それにしても再度疑問に思うけれど、紬君はどうやって先輩と文芸部の部長の仲を突き止めたんだろう?

「いや、だからそれが簡単に出来たら今頃…て、秋山?ああ、この間のあの子か」
「え?」
「あの黒髪ロングの子だろ。この間俺が探してた」
「え、先輩がなんで彼女を探して…」
思わぬ事実に律君が驚いた様子を見せた。
確かに彼は保健室でずっと寝てたから、僕たちが先輩に頼んで秋山さんを探しにいってもらったことを知らないはずだ。

「んー、まあ、俺だって。後輩の恋を応援してやろうかと思ってさ」
そう言った先輩の顔は、ちょっぴりからかい気味に笑っていた。
「な!?そ、そんなのいいんですよ…」
「はは、照れるなよ、律!いやー、でも確かになかなか可愛い娘だよな、あの子」
結構俺のタイプだなー、と何気なく先輩が言った瞬間、律君からの殺意が篭められた視線に気付いた先輩は、すぐに「冗談、冗談」と言って笑って誤魔化した。
どうやら先輩は縄で縛られている現在のご自分の立場を、まだちゃんとご理解されていないようです。不用意なことを言っちゃいけません。

「とにかく。今回は部の発展ももちろんですが、部長の恋愛問題も絡んでいるわけでして」
「…お、おい、紬」
「そうですよ、先輩。軽音部や可愛い後輩のため、先輩には一肌も二肌も脱いでもらわなくちゃあ」
「唯!?いや、だから…」
僕と紬君が先輩にそう言って迫るたびに、照れているのかなんだか落ち着かない様子を見せる律君。今さらだなあ。

「いや、そうは言ってもさあ」
「原因はわかりませんが、先輩の方に非があるならしっかり謝って仲直りしてください」
渋る先輩に紬君はあっさりとそう言う。
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ジャンル : 小説・文学

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