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先輩たちの事情【2】 - 03 -

Category : SS( 先輩たちの事情 【2】 )
「あー、そ、そうか。そんなことが…」
紬君から昨日の話を聞いた先輩は、視線を左右に動かしながらどこか落ち着かない様子を見せながらそう言った。
「はい。それで僕たちはちょっと困ってまして」

文芸部の部長から軽音部への協力を断られた。
その件に関して、紬君は何とか文芸部部長の気持ちを変えて欲しいと、部長の恋人である先輩からも説得して欲しいと願い出た。のだけれど…。
「あー、無理、無理」
後輩の頼みを、あっさりと断る先輩。

「なぜですか?」
「いやー、あいつ結構頑固な面があってさー」
「ほう」
「まあ、一度言い出したら、なかなそれは変えないんじゃないかなぁー」
「ほほう」
「いや、だからさ。今回はその子に歌詞を書いてもらうのは諦めてくれ」
大体やっぱり他の部に協力を頼むなんて、なんてゆーか、その、男らしくない。それにさー。
と、どこか取ってつけたような言い方で話をする先輩に、僕たち三人は何となく顔を見合わせてしまう。

「…とにかく軽音部の問題は、軽音部内で解決するべきだろう、な、律!」
「はぁ…」
「まあ、お前たちだって歌詞はいくつか書いたんだろう。とりあえずそれで…」
「先輩」
「やっぱロックていうのは…ん?なんだ、律」
先輩のいつものロック談義が始まるのを遮ると、律君は縛られている先輩の正面に立った。

「もしかして彼女さんと何かあったんですか?」
「…ん?」
「先輩の彼女、てゆーか文芸部の部長がいきなり協力できない…なんてうちに言ってきたのは、もしかして先輩が原因じゃないですよね?」
「…」
「違うんですか、先輩」
紬君も律君と同じように横からそう聞いてみる。
「え、いやー…」
「先輩」
正面からじっと先輩を見つめる律君。逃がさないぞ、と言わんばかりだ。

「まあ、その。…ちょっとあるかも、な」
律君の目力に負けた先輩は、視線を横に逸らすと言いにくそうにしながらもそう答えた。
「やっぱり…。喧嘩でもしたんですか」
「まあ、その。…ちょっと、な」
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ジャンル : 小説・文学

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