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先輩たちの事情【2】 - 01 -

Category : SS( 先輩たちの事情 【2】 )
僕たちの予想に反して。

秋山さんのみならず、文芸部の部長まで来て「協力拒否」を言い渡された次の日の放課後。
軽音部では昨日来た文芸部の部長と同じ、三年生の先輩を部室に招いていた。
その人はうちの部の三年生で、ほぼ幽霊部員と化している僕たちの先輩だった。
「おい!これはどういう事だ!」
軽音部唯一人の先輩は、怒りを篭めた声でそう言いながら僕たちを睨みつけている。

先輩は普段は家の事情や、他にも受験生でもある身なので、ほとんど部活に参加することはなかった。だからあまり話す機会が無かったけれど、先日僕たち三人と共に学祭でライブをした仲だから、もちろんその関係は至って良好だ。

「その良好な関係の先輩であるこの俺に対して、この扱いはなんなんだ、唯!」
あ、内心の声がつい表に出ていたみたい。
先輩は視線を僕の方に向けながら、やや大きい声でそう聞いてきた。

「まあまあ、先輩。…それよりどうですか、久々の部室は」
僕が答えるより先に、紬君がいつもの鷹揚とした態度でのんびりとそう聞いている。
「…無理矢理椅子に座らされて縄でガチガチに縛られてなきゃ、久々の部室も悪くはないんだがな、紬」
先輩は苦々しそうな口調でそう言った。
確かにそれもそうだろうなあ、と僕は内心でしみじみ先輩に同意していた。

放課後、授業を終えて帰ろうとする先輩に「ちょっと部室まで来てもらえませんか」とお願いした僕と紬君。予備校が始まる前までに用件を済ませてくれよ、と言う先輩に僕たちは「もちろん」と笑って答えました。
しかし先輩が部室に入った途端、二人がかりで取り押さえた後は先程先輩が言った通り。
無理矢理椅子に座らせた後、先輩を椅子と一緒にぐるぐる巻きに縄で縛りつけ拘束。
そして現在に至るので、先輩が怒るのも無理ないです。

「なんなんだよ、これは!俺をどうする気だよ!」
「いえ、そんな大したことをする訳じゃあないんですよ、先輩」
突然の粗雑な扱いに憤る先輩(そりゃそうだ)に、満面の笑顔を浮かべつつそう答える紬君。
「あ?どういう意味だよ?」
「おい、紬…」
首を傾げる先輩の横で、少し困惑した様子を見せているのは、我らが部長の律君。
部室に先に来ていた彼は、僕たちと一緒に久しぶりに部室へとやってきた先輩に挨拶しようした瞬間、僕たち手によって先輩が椅子に縛り付けられたのを、ただ呆然と見ているだけだった。

「一体これはどういう事なんだ。なんで先輩を縛ってるんだ?」
「もちろん逃がさないようするためだよ、律君」
「は?」と言って律君を首を傾げる。
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ジャンル : 小説・文学

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