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先輩たちの事情【1】 - 05 -

Category : SS( 先輩たちの事情 【1】 )
部長さんの言葉に、僕はやや疑問を抱きつつも。
頭の上にクエッションマークが浮かべる僕たち。
そんな僕たちを見て、文芸部の部長は一度コホンと咳払いする。

「今年の新入生歓迎会では、軽音部の持ち時間を超えてもずっとライブを続けて…」
そのせいで、後に控えていた落語研究会の発表時間を無くしてしまったり。
部長はそう言いながら、数えるように指を一本立てた。

「へ?あ、あれは落研(落語研究会の略)の先輩が風邪を引いてそれで…」
「一学期の終了式の終わりに、許可なく勝手に教室でライブを始めたり」
唯君の話を遮り、指を一本から二本に増やして話す部長。

「いや、あれは他の学校に転校する奴がいて、そいつのはなむけに…」
「学祭では部長である貴方自身が、ステージ上でばったり倒れて」
後がいろいろ大変だったらしい、て生徒会役員がそう話してたわ。
文芸部部長は今度は律君の話を遮ると、指を三本にした後でそう付け足した。

「いや、あれは…俺が体調管理を怠ったせいで」
「とにかく、今の軽音部にはいろいろ問題が多い…ということで、生徒会の方でも目を光らせているそうよ」
部長が少し呆れたような口調になりながら、そう教えてくれた。
「あらら。いつのまにか生徒会に目をつけられてたんだ、僕たち」
「うーん、由々しき事態だね、唯君」
そう言いながらも、内心ちっとも由々しいとは思っていない僕と、多分右に同じの唯君。

「く、生徒会へ。あの紅い眼鏡野郎も確か生徒会…」
横からブツブツとそう呟く律君は、どうやら恋のライバル(と彼が勝手に決め付けている)である相手を思い出しているようだった。声に何とも苦々しさが篭ってる。

「とにかくそんな問題の多い今の軽音部に、うちの可愛い後輩をほいほいと差し出す訳にはいきません」
「いや、そんな差し出すって。別に取って喰おうという訳じゃあ…」
部長の話に、律君が困ったような顔をした。
うんうん、そうだね、律君。わかってるよ。本当はそうしたいのは山々なんだよね。
でも、まあそれを今言う訳にはいかないしね。
「そうです、僕たちはそんなこと思ってもいないです。僕たちは基本紳士です」
まあ、うちの部長はどう思っているかはわかりませんが…、と内心で付け足す僕。

「そうです、僕たちはえーと紳士、そう紳士なんです。…あ、でも確かにうちの部長は秋山さんを取って喰いたいとおもゲホ!?」
例えそれが事実そうであったとしても。
今この場ではかなり問題になりそうな発言をする唯君の腹に、僕は鋭く肘を決めた。
僕はお腹を抑えて、やや前のめりになる唯君に内心で「ごめんね」と謝っておく。

「と、とにかく。あくまで純粋に部活動の一環としてですね、俺たちは新曲のために彼女に協力を…」
そんな漫才みたいなことをしている僕達を尻目に。
律君は文芸部部長のうち(軽音部)に対する、悪しき誤解を解こうと必死に説明していたけれど、どうもいま一つ効果はない様子だった。
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