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ロシアンチョコレート【後編】 -10-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
「何言ってるの、りっちゃん。あずにゃんからだよ」
「え?」
唯の返答を聞いて、思わず疑問の声を上げてしまう私。
「あずにゃん、私たち全員にそれぞれチョコを作ってくれてたんだよ」
あれ?私、言ってなかったっけ、りっちゃん。
唯はそう言うとエヘ、と誤魔化すように笑った。

「あー、それは聞いてないなー、唯さんや」
まったく。そんな大事な事、忘れないで欲しいんですけどー。
唯にそう文句を言いながら、私は内心では別の事を考えていた。
私はずっと梓は唯に、私たちとは別の何か特別なチョコをあげたんだと思ってた。
唯もあんなに焦った様子だったから、てっきりそうかと。

「私、あずにゃんから皆の分のチョコ、預かってたんだよね」
すでにムギや澪に先に渡していた唯は、最後に部室で私にチョコを渡そうと思っていた処だったそうだ。
「でも、なんで唯が梓のチョコを…」
「あずにゃんが先輩たちに渡すの、ちょっと照れくさいていうから。私が渡しといてあげるって強引に奪っちゃったんだー」
そう言っててへへ、と笑う唯。
「そうか。…それならとにかく早く食べて、梓に御礼を言わないとな」
イマイチ釈然としないものの、私はそう言って唯から手渡された梓のチョコを紙袋に入れた。

…にしても、唯の奴。
あんなに焦った様子見せるから、てっきり私は梓から何か特別なチョコでも貰っていて、それがどれだかわからなくなって困っているかと思ってたのに。
梓も、なんか唯に意味深な感じで言ってたような気がするし。
なーんかもやもやするなあ。

「なあ、唯。お前と梓ってどういう関係なの?」
「へ?どういう意味、りっちゃん?」
「いや、だからつまり、その、…ま、まあいいんだけどさ」
なんだかわからない二人。でも今はそれを聞かなくてもいいか。

そういえば和と憂ちゃんも。なんだか妙に落ち着かないというか、不思議な感じだ。
私はそう思いながら何となく和の方を見たけれど、もちろん和はいつも通り。
「じゃあ、私は教室に戻るわね」
私と唯の話を黙って聞いていた和は、そろそろHRが始まる時間も近づいたのでそう言って教室を出て行った。

「…ま、いいか」
教室を出て行く和の後ろ姿を見ながら、私は何となくそう呟いた。
最近のバレンタインは本命以外にも、義理やら友チョコが盛んだけど。
やっぱり恋愛関係が華やかになる日だよねー、2/14って日はさ。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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