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ロシアンチョコレート【後編】 -09-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
「ああ、唯もありがと、助かったよ。…てゆうか、唯。唯はわかったのか?」
私の場合は、奇跡的にも澪のチョコを見つけ出せたとはいえ、唯は梓から貰ったチョコを見つけることができたのだろうか。

「え、何が?」
「何がって。チョコだよ、チョコ。梓のチョコはどれだかわかったのか?」
そうは聞きながらも、私は唯が梓のチョコを発見出来たとは思っていなかった。
なんせあれだけの量だ。中にカードでも入っていたらともかく…。

しかし私の想像とは裏腹に、唯は「あー」と思い出したかのように声を上げると、両手を叩いて一つポンと音を立てた。
「うん、わかったよ」
「え、そ、そうなのか」
それは本当に良かったけど。一体どうやって…。
「憂が教えてくれたんだー」
「へ?憂ちゃん?」
唯の話を聞いて、私はふと昨日の梓が言っていたことを思いだした。
そうだ、確か梓は憂ちゃんにチョコ作りを教えてもらったって…。

「憂があずにゃんのチョコの包装紙の柄を、ちゃんと覚えておいてくれたんだー」
チョコそのものは見れば、憂にはすぐにわかるしねー。
そう言った唯の表情は、どこか誇らしげだった。
「そうか、それは良かったな」
昨日ちょっとばかり心配になっていた私は、無事に唯が梓のチョコを見つけることが出来てほっとしていた。

「和ちゃんも憂に教えてもらったしね」
「和?和が憂ちゃんに何を?」
「実はあの時和ちゃんも、憂からもらったチョコがどれだかわからなくなって、ちょっと困ってたんだって」
「へー、そうなんだ」
まあ和は素直に憂ちゃんに事情を話して、チョコがどれだったか教えてもらったそうだが。

「憂のお陰で、あずにゃんのチョコは充分堪能出来たよー」
そいであずにゃんに夜、電話したんだー。美味しかったよーて。
「あずにゃん、すっごく喜んでくれてたよ」
「そっか」
「うん、あ、あとこれがりっちゃんの分ね」
そう言って昨日イベントの主役である、チョコの箱を私に手渡す唯。

「へ?何、これ?」
「チョコ」
「いや、それはわかるけど。誰から?」
私はそう言って、唯から一日遅れで貰ったチョコをしげしげと眺めた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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