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ロシアンチョコレート【後編】 -08-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
次の日。
教室に入ると、そこには唯と和の姿があった。
「おはよ、りっちゃん!」
「おはよう、律」
「おはー。てか和、どうしたんだ?」
和は澪と同じ一組だ。なのになぜ今、私や唯のクラスの二組に居るのだろう。

「貴女に用事が会ってきたのよ」
「え、あたしに?」
「そう。はい、これ」
和は一度顔を頷かせると、小さな紙袋を私に渡した。
「何、これ?…あれ、もしかしてチョコ?」
「そう」
それは昨日唯や和と一緒になって、誰が誰のやらわからなくなったチョコの一部だった。

「今渡した分は全部律のだってわかったから。とりあえず返しておくわ」
「え?なんでわかったんだ」
「中に手紙やら、メッセージが入ってあるチョコが結構あったのよ」
昨日和と唯が一足先に帰った後。
二人は唯の家で、一つ一つチョコの中身を確認したのだそうだ。
外からはわからないが、包装紙を開いてみると中にチョコ以外の物が入っているものが幾つかあった。

「名前が書いてあったものは、なんとか判別したんで持ってきたって訳」
「なるほど…」
和から理由を聞いて納得した私は、手渡された袋の中を軽く見てみた。
うーん、その数五、六個といった感じか。
「サンキュ。わざわざ持ってきてくれて」
私は気軽に和にそう御礼を言う。

「別にいいわよ。ただ澪にそれを見られたらマズイでしょ、律としては」
だから今朝は自分の教室に行く前に、ここで貴女が来るのを待ってたのよ。
そう言って和は昨日と同様に、やれやれと言った顔をしながら一つ息を吐いた。
「う…。重ね重ね、ありがとうございます」
私は和に向かって深々と頭を下げた。
確かに一日過ぎたとはいえ、こんなチョコだけでなく手紙やらカードの類を澪にみられたら、またなんともややこしくなるばかりだ。

「まあ、少しでも自分のがどれかわかって良かったね、りっちゃん」
唯がいつものふわふわとした笑顔を浮かべていた。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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