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ロシアンチョコレート【後編】 -03-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
恥ずい!言ってて恥ずかしい!
私は背中を掻き毟りたい衝動を何とか抑えて、和に紙袋を渡す。

「そう、なら貰っていいかしら。今日親戚の子たちが遊びに来るのよ」
その子たちのいいおみやげになるわ。
そう言って和は私が持っていた紙袋を受け取った。
「本当にいいのか、律?」
「ああ。もう充分」
何となく気兼ねした様子でそう聞いてくる澪に、私は多少顔は引きつらせながらも笑ってそう答えた。

…本当はかなりもったいない気分ではあるけれど。
梓のチョコがまだどれかわからない今の状況では仕方ない。
唯の持つ紙袋と、和が持つ袋のどちらかに梓のチョコが入っているはずだ。
頑張ってアズサのチョコがどれか探しだすんだぞ、唯。
「じゃあ、帰りましょうか唯」
「う、うん。じゃあねー、皆」
唯がかなり名残惜しそうにしながらも、和と共に部室から出て行った。

残った私たち四人は、その後しばらく雑談した後、私を除く他三人は、たくさんのチョコを片手にそれぞれ学校を後にした。
「唯の奴、なんだかんだ言って梓の前でチョコ食べるのが恥ずかしかったんじゃないか」
帰り道。澪がちょっぴり人の悪い顔をしながらそう言うと、梓は少し頬を紅く染めながら「そんな事ないですよー」と言い返していた。

***

学校から帰る途中、私は澪に誘われるままに彼女の家へと立ち寄った。
「りつー」
「んー」
部屋で二人してまったりしていると、突然澪が声を掛けてきた。
「これ食べるの手伝ってよ」
「ん…」
読んでいた雑誌を置いて澪の方へ視線を向ける。
澪は貰ったチョコを消費するのに、結構苦労しているようだった。

「無理して食べなきゃいいじゃん」
「だって、せっかく頂いた物だし」
全部は無理でも、食べれる分は食べておかないと悪い気がして…。
そう言って澪はまたチョコを口に放り込んだ。
「太るぞ」
「うー、だから手伝ってよ」
涙目でそうお願いしてくる澪。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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