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ロシアンチョコレート【前編】 -01-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【前編】 )
「陰謀」てあまりいい意味じゃないはずだけど。

まあ、でもこれだけ定着してしまったらなあ。
お菓子会社の陰謀も、それほど悪くはなかったのだという事を、誰もが認めるしかないだろう。
私は毎年しみじみそう思っているわけなのだが。しかし!

二月の冬真っ盛りのときに、わざわざこんなイベントを企画した製菓会社の誰かさんに、私は多少なりとも文句を言いたい気持ちが無くはないのだ。
例えば私なんかよりはるかに多くもらっているくせに、なぜか一日中機嫌が悪くなる「許婚」とかを持っている身としてはね。
この日の私の苦労、わかってもらえます?製菓会社の皆様。

…まあ、それはそれとして。
現在この事態は大変まずいわけですよ。
「はぁ…」
軽音部の部室内で、私は事態の不利を悟り思わず溜め息を零してしまう。
それにしてもどうしてこうなったのかな。なあ、どうしてかなあ…、
「唯」
途方に暮れていた私は、すぐ目の前で同じように呆然としている部の仲間に声を掛けた。

「出逢い頭の不幸な事故のせいだよ、りっちゃん」
明快な答えを返してくれる唯。
「まあ、そうね」
「和まで…」
「だって事実でしょう」
冷静に答える和の顔を見ていると、なんか脱力してしまう。
「それにしても、見事にばらけたわねえ」
軽音部の部室奥にあるテーブルの上には、大量のチョコが山積みになっていた。
まあ、それは。今日と何の日かと考えれば、驚くことではない。

今日は聖バレンタインデー。

「ウァレンティヌスて司教さんが処刑された日よ」
和、そんな豆知識は今はいらない。
「チョコいっぱいもらえる日だよね~、りっちゃん」
唯、お前の知識は偏りすぎた。
「とにかくこんなに混ざったら、どれだかわからん」
色取りどりの包装紙にくるまれた、鮮やかなチョコの箱がテーブルの上にずらり。

「しっかし、最近の包装紙とか箱って凝ってるなあ」
いくつかのチョコを手に取りった私は、そんな感想を口に出した。
「本当だね~」
「そうね」
二人も私と同じようにチョコを手にとって見ている。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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