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文芸部からの助っ人【後編】 - 03 -

Category : SS( 文芸部からの助っ人 【後編】 )
「そんな訳で、秋山さんに是非詩をお願いしたいと僕は思いまして」
どんな訳だよ?
「他の部に所属している貴女に、こんなことをお願いして申し訳ないとは思っているんですが」
残念ながら僕たち全員、詩的な才能は0みたいでして。
紬が苦笑交じりにそう言うのを、俺は内心同意していた。
ほんと、三人揃ってロクなのがでやしないからなあ。
…どうでもいいけど、さっきから内心でずっと突っ込みまくりだな、俺。

「もちろん秋山さん本来の、文芸部での部活動を邪魔をしない程度で構いませんから」
ちょっと気軽な気持ちで、いくつか書いてもらえませんか。
成績優秀なセールスマンも顔負けの、終始絶えぬ笑顔を浮かべながらそう話す紬。
お前は一体何者だ。

「あの…」
「なんでしょう」
「私の詩なんかでいいんですか…?」
ずっと黙って紬の話を聞いていた彼女が、遠慮がちにそう聞いてきた。
「はい、貴女の詩がいいと思ったんです」
そんな彼女の問いに、ためらいなく答える紬。
く…。そんな紬の堂々とした態度に、なんだか悔しい気持ちになるのはなぜだろう。

「部長、部長はどう思われます」
「へ?」
微妙な気持ちになっていた俺に、紬が急に話を振ってきた。
「あ、いや…」
とゆうか、俺まだ彼女の詩を全然読んでなくて…。
「部長も是非お願いしたい、とちょうどさっき話してた処なんです」
口ごもる俺に代わって、なぜか唯が横からそう言ってくる。
「もちろん僕も。僕たちのバンドに足りない何かが、きっと秋山さんの歌詞で埋められると思ってるんだよ」
そう言ってケーキを食べる唯。おいおい、なんだか格好いい台詞言うじゃないか。

「僕たち三人の気持ちはもう固まっているんです」
え、ちょっと?俺の気持ちはいつ聞いてくれたっけ?
「後は秋山さん次第です。あ、もちろん無理強いする気は全然ないですから」
でもこの保険は本当にお得でして…、とかこのまま話を続けても違和感ないな、紬の奴。
相変わらず遣り手の生保レディみたいな様子の紬に、俺は内心少々呆れる。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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