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文芸部からの助っ人【前編】 - 04 -

Category : SS( 文芸部からの助っ人 【前編】 )
「何、これ?」
「文芸部がこの間の学祭で発行した同人誌だよ」
「へー、そんなの学祭で出してたんだ」
「まあ、律君は知らないと思ってたけどね」
俺の素直な感想に、紬も苦笑してる。

「文芸部ねえ…」
俺は紬から渡されたその雑誌を、ぱらぱらと流し読みしてみた。
なるほど、小説とかコラムとか。いろいろあるんだな。俺、普段本なんて読まないからなー。
「律君は普段は音楽雑誌か、あとHな雑誌しか読まないもんね」
「うん、そうだな…て、ち、違うわ!音楽雑誌はともかく、そんなの読んでねーよ!」
唯の言葉に思わず頷きそうになった俺は、慌ててそう否定した。

「まあまあ、律君。健全な男子高校生ならそれは当たり前だよ」
紬がフォローのつもりかなんだか知らないが、そんな事を言ってくる。
「いや、だから…」
「そうそう、今は僕達男三人だけなんだから。隠す必要なんかないよー」
いつもの能天気な口調で、唯もそう言ってくる。
「そ、そうかな…。ま、まあそりゃちょっとは」
「やーい、律君のH」
「おい、唯!」
からかってくる唯の首を、俺は立ち上がって腕で絞めようとしたとき、部室のドアを叩くノックの音が聞こえた。

「あ、来てくれたみたいだね」
紬がすっと立ち上がってドアの方へと向かう。
「おお、来たか」
唯の首を絞めながら、俺はドアの方へと向かう紬を見る。
「り、律君…、ギブ、ギブ」
ギブアップ宣言する唯の声を耳にしながら、ふと俺はある事を思い出していた。
文芸部…?あれ、確か彼女も…。

「ようこそ、いらっしゃいました。我が軽音部へ」
ささ、どうぞどうぞ、と部室の中へと来客を導く紬。
招かれた客の方はひどくおずおずとした様子を見せながらも、部室へと静かに入ってくる。
「あ…」
促がされるままに部屋に入ってきた相手を見て、俺は思わず声を上げてしまった。
さっきまで俺はずっと、紬たちが言っていた「歌詞を書いてくれる」相手を男だと思っていた。
だって男ばっかりだぞ、俺たち。そんなバンドが弾く曲に女子が歌詞を、ましてや…。

「あ、…お、お邪魔します」
現在男子ばかりの軽音部部室へとやって来た同じ学年のその「女子」は。
俺を見ると、少しためらいがちにそう言って軽く頭を下げた。
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ジャンル : 小説・文学

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