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君の側にある旋律 【20】黒と白の世界の合間に (後編)-06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【20】 )
「あー、別に良いのに」
「ま、一応な」
実際本当に助かった。唯が居なければ今頃どうなっていたことか。
内心ではそう思いつつも、口では軽く礼を言うだけの律。

「りっちゃんなら私がしゃしゃり出なくても、多分全部倒しちゃってたと思うし」
「…まあな」
目の前の女陰陽師に感謝はしつつも、律は例えどんな状況になろうとも、自分が何者かにむざむざ殺られる事など少しも想像していなかった。
そう、私は必ず生き残る。そして必ず…。

「だったら尚更、御礼なんていいんだよー」
唯の能天気な声が、律の心をどことなく解きほぐす。
「…とにかくそれだけだ」
律はぶっきろうぼうにそう言うと、またニコニコと笑う唯に背中を向けた。

「あー、そうだ。ねえねえ、りっちゃん」
今度こそ山を降りるために歩き出そうとした律を、唯が止める。
「ん?」
「ちょっと聞いていいかな。確かりっちゃんの通う学校って『桜ヶ丘学園』じゃなかった?」
「そう、だけど…」
なぜ急に学園の話に?と訝しがる律。

「ああー、やっぱり」
「それがどうした」
「私、四月からそこに通うことになったから」
春からよろしくね。
そう言って軽く頭を下げる唯。
「え!?」
唯の言葉に、思わず驚きの声を上げる律。

「りっちゃんも四月から高校生でしょ。あ、あの学校では高等部ていうんだっけ」
「そうだけど、なんで…」
「うん、あのね」
唯の話では彼女の妹がすでに学園に在籍しており、その妹の仕事をサポートするためだとか。
「そういう訳だから。よろしくね、りっちゃん」
じゃあ、またね。
軽く手を振って律に背を向ける唯。

「お、おい」
律が止めるまもなく、唯はふっと気配を消したかと思うと、律の前から姿を消した。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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