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君の側にある旋律 【20】黒と白の世界の合間に (後編)-03-

Category : SS( 君の側にある旋律 【20】 )
それにしても、いくら外よりは幾分マシとはいえ。
いつまでもこんな寒い処に居たら、律は本当に風邪を引いてしまうだろう。

「そうだ、律。お風呂入ろう」
「へ?い、いきなり何を言って、澪しゃん?」
律はちょっと驚いたような顔をしたかと思うと、慌てて澪から体を離した。
「バカ、な、何考えてんだ。このままじゃあ律、風邪引いちゃうだろ」
「え、ああ…」
「ほら、早く部屋に戻ろう」
「いや、でもマキちゃんが寝てたら悪いしなぁ…」
律は自分のルームメイトの名前を口にした。
明日は学校だし、彼女は多分もう眠っているだろう。
今からお風呂に入ったりしたら、彼女を起こしてしまうかもしれない。

「私の部屋で入ればいいよ。ムギはまだ起きてるし」
律がそう言うと、澪はあっさりとそう言った。
「いや、でも明日は学校だし、澪だって早く寝ないと」
「何他人事みたいに言ってんだか、律だって同じだろ。ほら、早く早く」
「ちょ、ちょいそんな引っ張るなよ、澪」
強引に引っ張って行こうとする澪に、律は慌ててリュックを背負った。

「すぐにお湯入れるから、しっかり温まるんだぞ」
じゃないと本当に風邪引くからな、律。
そう言って澪は律の手を引きながら、廊下を足早に歩いていく
「へいへい」
抵抗もせず、律は澪に促がされるまま一緒に廊下を歩いていた。

本当に帰ってきたんだな、ここに。

澪の手の温もりが徐々に自分の手に移っていくのを感じながら。
律はようやくそう思えたのだった。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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