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追憶の紋章 【Last】 追憶の紋章 -12-

Category : 追憶の紋章【Last】
「そうだよ、それがいい。…そういえばアズサ、お腹は空いてない?」
ミオもさっきの私と同じように、アズサの肩に優しく触れながらそう聞いた。

「え?」
「良ければうちのパン食べてってよ。温かいミルクでも飲みながらさ」
「で、でも…」
「いいから、いいから。ミオの焼くパンは町でも結構評判いいんだ」
「えへへ、それ程でもないけど。でも良かったら食べてみて」
「…いいんですか」
「もっちろん!アズサからお味の方はどうだったか、ぜひ聞いてみたいよ」
「ミオさん…」
「よし、そうと決まればさっそくうちに行こう。うちでのんびりユイの奴を待ってればいいさ」
どうせユイのことだからさ。焼きたてのパンの香ばしい匂いを嗅ぎ分けて、ふらふらとやってくるに違いないんだから。
私がそう言うと、アズサはクスクスと笑い出した。

「まあ、そうかもしれませんね」
「そうそう。さあ、行こうアズサ」
「…アズサ、なんなら本来の姿に戻ってくれてもいいんだぞ」
アズサの本当の姿は猫だ。だとしたらずっと人間に変化しているのも大変だろう。
私の言葉にアズサは一瞬考えこむような顔をしたが、すぐに表情を和らげたかと思うとポンとまた音を立て、煙と共に猫の姿に戻った。

「やっぱり可愛い!」
そう言って猫になったアズサを抱きかかえるミオ。
「ほらミオ。あんまり力を入れるとアズサが苦しいだろう」
「あ、ご、ごめん」
「だ、大丈夫ですよ、ミオさん。でも、ちょっと移動させてもらって…」
そう言うと、アズサはミオの肩の上に器用に乗った。

「よし、行くぞ」
「うん」
「じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔させて頂きます。…あ、そうだ」
ふと何かを思い出したのか、猫の姿のまま魔法の言葉を唱えるアズサ。
詠唱が終わると同時に、アズサの口元に手紙が現れた。
「ん、これは…?」
ミオがアズサから手紙を受け取る。
「ムギさんからの手紙です。預かってきました」
「え!?」
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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