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いいなづけ -02- 卒業する前に 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【18-Ⅱ】 )
「そ、それにしてももう卒業だなあー澪」
「ん、そうだな」
「大学も無事に合格したし、ど、どっか遊びに行こうか」
「んー、どっかって?」
「ええーと。そ、そうだな。旅行とかもいいよな、あ、温泉とか」
迷いを消して思い切ってそう言ってみる。
てゆうか、さっき唯に渋い高校生なんて言っといて、思いつくのはそれか私!

「ふーん。温泉ねえ」
「い、いや、ちょっと渋いな。ディ○ニーランドとかでもいいかもしれない」
そうだ、ここは高校生らしさでチョイスだ。
「ランドか。それもいいけど私は温泉でもいいな」
だってまだちょっと寒いから遊園地はきついよと言う澪。
確かにそれも一理あるな。
「じゃあ、温泉かな。み、みんな温泉行くかな?」
私のヘタレ!!なぜ「みんな」をつける。
ああー、唯のさっきの言葉「りっちゃんのヘタレ」がガンガン頭に響くー。

「みんな?みんなで行くのか?」
私の内心の葛藤を当然知らない澪が、ちょっと不思議そうな声でそう聞いてきた。
「え、ああ、まあ…」
「…みんなとはもう前から卒業旅行に行くって決めてるじゃないか」
ああ、そうだった。軽音部で梓も連れて海外旅行の計画立ててるんだっけ。
梓が「私も行っていいんですか?」って最初遠慮していたようだけど、皆「当然」とばかりの笑顔を向けると梓も嬉しそうに笑ったっけ。
「あはは、そうだった、そうだった!」
「なに、忘れてるんだよ…」
「はは」
すっかり軽音部の卒業旅行を忘れていた私に、澪はちょっと呆れた顔をしていた。
しかし視線は雑誌の方に向けたまま。何読んでんだろ?

「で、律は温泉に行きたいのか?」
「え、まあ」
できれは澪しゃんと二人でーと、これはあくまで内心の声。いやいや、それくらい言え、田井中律。
「まあ、その、み、澪と…」
私が二人で…と言おうとした瞬間、澪がパタンと雑誌を閉じた。
「澪?」
「なら行こうよ、律」
「え」
「たまには二人で行こう」
「…………え!?」
な、なにをおっしゃいました、澪しゃん!

「温泉私も行きたいし。大学始まったらまたいろいろ忙しくなるだろうし」
だから今のうちに行こう、律。
「あ、ああ…」
「じゃあどこにしようか。あんまり遠いとお金かかるだろうし」
近場でいいとこあったっけ?さっきまで読んでいた雑誌をまた開いてぱらぱらとページをめくる澪。その雑誌を見てみると旅行の専門雑誌だった。
あれ。澪も、もしかして…。

「なあ、どこにする律?」
「ああ、えーと」
澪も私と旅行に行こうと思ってたのかな?とちょっと思ったが、澪に「これなんかどう?」と雑誌を見せられどうしようかと考えているうちに、それはどうでも良くなってきた。

てゆうか。本当に行くのか、私!
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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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