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君の側にある旋律ⅩⅥ -あとがき-

Category : SS( 君の側にある旋律 【16】 )
てなわけで。
今回の三部作は律ちゃんの誕生日SSのつもりなのでーす。
律ちゃん、誕生日おめでとうー!
もう9月に入っているというのに、今更ですが…。
なので他のお話を置いといて、先にこちらを書きました。

護衛の性分が抜けない律ちゃんは、いつでも澪ちゃんの身が心配です。
己の誕生日の事などすっかり忘れて…まさかと思って暴走したりしてます。

ムギちゃんの提案でメイド服姿になった澪ちゃん。
恥ずかしい!とか思いつつ、律ちゃんに「可愛い」と言われて内心ちょっと嬉しかったり。
律ちゃんも口ではなんだかんだ言っても、内心では眼福♪とか思っています。
もちろんお互いそんな事、絶対口にも態度にも出したりしませんが。
ムギちゃんはそんな二人を、それはそれは楽しそうに見ています。イツモドオリ。

後編もまた近々UPします。ではー。

「君の側にある旋律ⅩⅥ 午後の紅茶はお城の中で(中編)」を読んで頂き
ありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律ⅩⅥ 午後の紅茶はお城の中で(中編)-09-

Category : SS( 君の側にある旋律 【16】 )
とにかくカップは一旦置いておいて、律は澪から渡されたプレゼントの袋を開けてみる。
「おお、これは!」
「欲しいって言ってたろ、そのCD」
澪のプレゼントは、前に律が好きだと言っていたバンドの新しいアルバム。それと…、
「ん、これ、…ネックレス?」
律は手に取ってかざして見る。先には青みががった石が飾ってあった。
「そう。ほら、これ」
澪は胸元にあるくまのネックレスを律に見せた。
「ああ」
「これのお返しみたいなもんだよ。その石は病気や怪我をするのを防ぐんだって」
パワーストーンってやつ?よく知らないんだけど。
澪はそう言って少し笑う。

「律は落ち着きないからな、時々怪我したりするだろ。だから」
「むむ、そんな事ないやい」
「温泉のバイトで怪我してたじゃないか」
「…あれは、たまたまだよ」
とりあえずそう言い返してみたものの、本当は自分を心配してくれる澪の気持ちが律はすごく嬉しかった。
「ま、いいか。ありがと」
「なんだよ、そのおざなりな言い方は」
「あはは、本当に嬉しいってば」
律は陽気にそう言うと、ネックレスをつけてみる。
「似合う?」
「似合うよ」
澪にそう言われてえへへ、と笑う、律。

今日はありがとな、ムギにもまたちゃんとお礼する。

律はネックレスに触れながら楽しそうにそう言うと、澪は嬉しそうにネックレスに触れる律を見て、プレゼントされた本人よりもっと嬉しそうな顔をしながら「うん」と答えた。

To be continued…

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君の側にある旋律ⅩⅥ 午後の紅茶はお城の中で(中編)-08-

Category : SS( 君の側にある旋律 【16】 )
寮に戻ってきた二人は、澪の部屋で少しまったりとする。
「それにしても律、自分の誕生日の事すっかり忘れてたんだな」
「うん、もう完璧に」
今日は携帯をうっかり部屋に忘れてしまっていた律は、澪の部屋に行く前に一度自室に戻って携帯を確認してみた。そこには弟の聡を含め、すでに何人からかお祝いのメールが届いていた。律は慌てて御礼の返信メールを送る。
…今朝にでも一度携帯を確認すれば、誕生日の事を思い出していたのに。
律はそう思いちょっと反省していた。

「まったく、うっかりしてたよ」
「まあ、そのおかげでサプライズパーティーは盛り上がったからいいけど」
ドアを開けて入ってきた律の、ひどく驚いた様子を思い出しているのか澪はそう言いながらクスクスと笑っている。
「う、うるせいやい。まあ、ちょっとしてやられたって感じだけど…」
なんせ昨日まで本家に居て、護衛として周囲の状況に油断なく目を光らせるのにプラスして。
秋山家の親族や、本家に居る眷属たちに下手な隙を見せないようにと気をつけて行動していた律だったから、寮に戻って少し気が抜けたのは事実だ。
護衛の仕事は寮に戻ったからといって無くなるものではないが、本家に居る際に本来の仕事とは関係ない、無用な気遣いをしなくてすむのはありがたい。
とにかくそれらの事で頭が一杯で、自分の事など二の次になっていた。

「はは。ま、とにかくそれはそれとして」
はい、プレゼント。
澪は部屋に置いておいたプレゼントを律に渡す。
「お、サンキュ」
ムギの家で渡しても良かったが、どちらにしろ寮に戻るなら荷物になるから、と澪は後で寮で渡すからと律に話していた。ちなみにムギのプレゼントは海外旅行のお土産とは別に、可愛らしい黄色のマグカップとスプーン。

「気にいってもらえればいいけど…」
ムギはプレゼントがそれで良かったかとちょっと心配そうに律を見ている。
「へー、可愛いじゃん、ありがとー!」
ムギの心配を他所に、律は上機嫌で御礼を言った。
「なんか、これ、すごく触り心地いいなあ」
「へー、どれどれ。あ、ほんとだ」
律の言った通り、軽いし陶器の手触りがなんだかとっても良い。
「気に入ってもらえて良かったわ」
無理言って特注で作って貰った甲斐があったわ…、と満足そうに言うムギに、律と澪はハッとなる。え、これ、もしかして、すごく高い物とか…。
「え…、特別って?あの、これ結構…」
何となく気になって、ちょっと聞いてみようかと思った律だったけど。
「あ、いいの、いいの。気にしないで」
ムギはニコニコと笑ってそう言うだけだった。

寮に帰るとさっそくムギからもらったカップに紅茶をいれた律だったが。
「…もしかしてこのカップ、ウン十万するものとかじゃあないだろなあ」
「なんか、それありそう…」
澪も律の持つカップをしげしげと見つめながらそう言った。
一度そう思うと、カップを持つ手が微妙に震えてしまうのを律は止められなかった。

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君の側にある旋律ⅩⅥ 午後の紅茶はお城の中で(中編)-07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【16】 )
「あー、おいしかった!いやー、唯の奴が悔しがるだろうなあ」
美味しい物でいっぱに満たされたお腹を抱えて、律は満足そうにしながらこの場に居ないルームメイトに同情した。
「確かに唯なら私も食べたかったー、て言うだろうな」
想像して少しおかしくなったのかクスクス笑う澪。
「唯ちゃんにはまた別の機会に、ね」
夏休み一杯学園から遠い親戚の家に居る(澪とムギはそう思っている)、唯が誕生日パーティーに来れなかった事を、二人は残念に思っているのだ。
もちろん律も残念には思っているが、(多分)仕事中である唯に無理して来てもらうのは多少気が引けるのだ。

「帰ってきたらすっごく美味しかったぜー、て言ってやろ」
気は引けるけど、帰ってきたらそう言ってやろうとか思う律。
「こら」
「うふふ」
そう言って軽口を叩く律に、澪がちょっと嗜める。
そんないつもの二人の様子を見て、ムギがおかしそうに笑った。
楽しそうに律と澪の二人を見ていたムギが、ふと何か思い出したのか「あ、そういえば」と言って指を軽く頬に当てた。
「唯ちゃん、律ちゃんの誕生日パーティーに行けなくて、すごく残念がってたんだけど…」
パーティーに参加できないの申し訳ないけど、プレゼントは後で渡すから、てりっちゃんに言っておいて。
「…て言われてたんだわ」
「へえ」
「いやいや、気を使わせちゃって悪いなあ」
ムギの話を聞いた律は現金なもので「料理の話を自慢するのは止めよ」とあっさり心変わり。

「ま、それは唯が帰ってからのお楽しみだな、律」
「おー」
「そうね。じゃあその前にとりあえず私からのプレゼントを…」
「待ってましたー!」
ムギの言葉に喜びの声を上げる律。
そんな律の様子を見て、澪は「ほら、あんまりはしゃぐなよ」と嗜めながらも、律と同じように嬉しそうな表情を浮かべていた。

豪勢な食事とプレゼントをもらって大満足な律と、サプライズが成功してこちらも満足した様子の澪は、日が暮れる前に宮殿のような琴吹家を後にした。
帰ろうとする前に、律はちょっとバツの悪い顔をしながら「さ、さっきはどうもー…」と言って執事さんとメイドさん達に頭を下げた。
律の恐縮する態度に、琴吹家の執事もメイドも少しも気にしないで下さいと、ばかりにニッコリと笑って二人を見送ってくれた。
そんな皆さんの様子に、律はなんだかますます申し訳なさが募るばかり。
駅まで送ってくれたムギ直属のあの執事さんにも、律は一度深く頭を下げた。
「どうか、お気になさらず」と笑顔で答えた後、彼は二人に軽く手を振ると車に乗って行ってしまった。
「ん?律、どうしたんだ?」
妙に何度も執事さんに頭を下げる律を見て、澪は自分の知らぬ処でもしかして何か迷惑でもかけたか、と思いちょっぴりしかめ面になってそう聞いていた。
「べ、別に。今日はいろいろお世話になりましたってお礼の意味でさー」
「ふーん」
電車の窓から僅かに見えるムギの屋敷を見ながら「今度機会があったら、またちゃんと謝ろう」と思う律だった。

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君の側にある旋律ⅩⅥ 午後の紅茶はお城の中で(中編)-06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【16】 )
「今度唯と三人でじっーくりと話し合おうか、ムーギー」
笑顔を崩さぬムギに向かって、律は低い声でそう言う。
まったく、私はメイドカフェとかには興味ないんだからな、と内心で一人憤慨する律。

「でも律ちゃん、澪ちゃんのメイド服姿すっごく可愛いでしょ」
ムギが澪の両肩を持って、律の前へ突き出すように押した。
「へ!?な、何言ってんの、ムギ」
ム、ムギの方が似合ってるんじゃないか、と照れ隠しのつもりか澪は顔を真っ赤にさせながらもそう言う。
「ね、そうでしょ」
ありがと、と澪に簡単に御礼を言った後、押しの強いやり手の営業マンみたいに笑顔満面でムギが律にそう聞いてくる。
「…いや、まあ、ふ、二人共可愛いとは思うけどさ」
「あら、ありがとう」
律の言葉にうふふと嬉しそうに笑うムギ、ますます顔を紅くさせる澪。
「なんか問題点が違う…」
納得いかない部分もあるが、確かに二人共メイド服姿がよく似合っていると律は思っていた。
ちらりと澪を方を見ると目が合った途端、恥ずかしさからか顔を俯かせる我が主。
…可愛い。

「律ちゃん?」
「…へ?あ、はいはい!?」
ちょっと澪のメイド服姿に見蕩れていた律は、急に名前を呼ばれて心臓が一つ跳ねる。
「とりあえず、ケーキ食べない?」
「は、はい、頂きます!」
執事さん達への申し訳なさ+二人がメイド服を着た理由に多少釈然としない気持ちを抱えながらも、律はムギからもらったケーキを一口食べてみる。
「おいしー!」
「そう?良かったわ」
ケーキだけじゃなくて、美味しいお料理もたくさん用意したからいくらでも食べてね。
そうニッコリ笑って言うムギが、律の目にはまさしく女神様みたいに映る。

ああ、ムギ、ごめん!

さっきまで内心でずっとムギに対する疑惑の気持ちを持っていた律としては、心から申し訳の気分に陥る。痛い、胸が痛いよムギ!ごめんな。

…でも一応もう一度言っとくけど、私は別にメイド服に興味はないからな、ムギ。

そう思いながらも、ちらちらと澪の方を見る律。
ほ、本当に興味なんてないから…、と律は内心でもう一度そう呟いた。
誰に言い訳をしているのだろうか。

しかしまあ、とりあえず今は友を疑ってしまった心の痛みはちょっと置いておくとして…。
「ごちになりまーす!」
事態を完全に理解した律はさっきまでの警戒心を解いて、もらえる物はもらっておこうとばかりにケーキと共に置いてあった料理を食べ始めた。
「…おい、少しは遠慮しろよ」
急にバクバクと食べ始めた律に、澪は一応そう言ってみても律は気にも留めていないようだ。
ムギの「気にしないで、今日はじゃんじゃん食べてね」とのありがたいお言葉に、律は「ふぁい」と食べ物が一杯に詰まったまま返事した。
「こら、行儀悪いぞ!」
「まあまあ」
怒る澪とそれを宥めるムギ。二人を横目で見ながらも、律はここぞとばかりに食べ続けた。

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プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

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当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
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