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いいなづけ 第十九作目Ⅱ - あとがき -

Category : SS( いいなづけ 【19-Ⅱ】 )
貴重なチャンスをフイにしてしまった唯ちゃん。ゴメンネ。
でもまだまだ唯ちゃんと梓ちゃんの二人はこれからなので。
律ちゃんと澪ちゃんはさすがにもうね…と思ったわけですが。

次回は澪ちゃんが主人公のお話になります。
今回の話でムギちゃんや梓ちゃんが出せなかったので、次回はご出演して頂く予定。

さて次で二十作目と結構続いてしまったいいなづけシリーズですが。
とうとう次はラストの予定です。
また長くなると思われますので、二章にわけたりするかもしれませんが。

どうぞ皆様には最後までお付き合い頂ければ幸いでございます。

いいなづけ 卒業した後で 田井中律の場合-Ⅱ」読んで頂き
ありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -08- 卒業した後で 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【19-Ⅱ】 )
「うぐ。だ、大体だなあ、唯が大事な処で酒飲んで酔って寝るような真似をしなければ、こんなことを私が考えなくてすんだ…」
と、そこまで言って私は慌てて口を噤んだ。
案の定、唯が涙目になってシーツに「の」の字を書き始める。

「あ、いや、あの、唯さん」
「ええ、そうです。またお酒の失敗しちゃったんだ…私」
「いやいや、またって。前のはそんな大したことじゃあ…」
唯のお酒の失敗とやらは、昨年の夏に唯の中学時代の友人の家に受験勉強のつもりで行って、結局遊んでしまったときのことだろうけど。
「あずにゃん、あん時すごく怒ってたし」
う。それは私が梓にある事ない事吹き込んだのも一つの原因だけど。

「あー、唯」
「おやすみなさい、りっちゃん」
そう言ってまたもや布団に潜り込もうとする唯。あー、もう!
「唯ー」
「…いいんです、もうあずにゃんとは今後清く美しいプラトニックな関係を貫いていこうと」
「絶対無理だって、それ」
この肉食系女子が何を言ってるやら。
「唯、頑張れ、立ち直れ!」
「放っておいて下さい…」
それからしばらく唯を立ち直らせるのに苦労しながらも、なんだかんだ言って結局話を聞いてくれた唯に、私はなんとか次のチャンスを得られるよう協力しようと心の中で決めていた。
梓は今回のことをどう思っているかはわからないけど。まあ、ちょっと怒っていたとしてもきっと大丈夫だろうと私は確信している。
「情けないぞ、平沢唯!」
「りっちゃんは澪ちゃんとうまくいったからそう言うけどさ~」
「え。…えへへ、まあ」デレ。
拗ねた声でそう言った唯の言葉に、今ここではまずいと思いつつもつい顔がにやけてしまう私。

「うわーん、もう澪ちゃんに言いつけてやるー」
りっちゃんがここで全部私に暴露してるってことー!
私のにやけた顔を見た唯はそう言って布団から飛び出すと、携帯を取りに机に向かった。
「うわー、唯!それだけは勘弁して!」
そんなの澪にバレたらマジで殺される!
「言ってやるー!」
「落ち着け、唯!」
唯から携帯を取ろうとする私と、私から逃げて澪に携帯をかけようとする唯。
「…何してるの?お姉ちゃん、律さん」
上からバタバタと音を聞こえてくるのを耳にして、不審に思った憂ちゃんが唯の部屋に上がってくるまで。
私と唯の携帯を取り合う攻防は繰り広げられた。

息を切らせて携帯を取りあっていた私たちは、疲れて座り込むとなんだかおかしくなってきていつしか笑っていた。私に全部話した後、動き回って唯も少しは気分が復活したかな?
笑っている唯を見て私は内心で少しホッとする。まだまだこれからですよ、唯さん。
唯には悪いけど私としては皆と行く卒業旅行から一足早い、いろいな意味から「卒業」を迎えることとなった今回の旅行。
それはとても幸せな思い出が詰まった旅行となってくれた。

…澪、愛してる。

唯と二人して「アハハ」と笑いながら。
私は澪といった旅行のことを思い出して、心の中でポツリとそう呟いていた。

end

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ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -07- 卒業した後で 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【19-Ⅱ】 )
「へー、それはよござんしたね」
「いやいやー」
途中憂ちゃんが持って来てくれた紅茶で喉を潤しながら、私は簡単に旅行中にあったことを唯に話した。最初聞く耳のなかった唯も途中からは、それなりに聞き入っていた。但し時々打つ相槌はどこかおざなりなものだったけど。
私はといえばそんな唯の態度を物ともせず、ついニヤケがちになる顔をなんとか抑えるのに苦労していた。

「で、律ちゃんはとうとう覚悟決めたわけなんだ」
「まあ、そうだな。いや、覚悟というか、なんとゆうか」
いや、することしたから責任取ります…て考えが悪いわけじゃあないけど、別にそれだけじゃないわけで。澪のこと本当に愛してるからでー。
「はいはい、ノロケはもういいです。とにかく今後他の人に澪ちゃんを譲る気はさらさらないってことでしょ」
「もちろん!まあ、それは今に始まったことじゃあないけどな」

そうさ。ずっとそうだったんだ。

私なんかより良い人が澪の前に現れたら…なんていつも考えてその時は澪の幸せを、なんて思ってたけど。本当はそんな人がもし現れたって、やっぱり澪を諦めることなんてできないこと、わかってたのに。もうそんな逃げる気持ちはさらさら私の中には残っていなかった。
そう自覚してから私は今後のことを真剣に考え始めていた。
具体的にそれが何かは、まだ誰にも言えないけど…。

「まあ、とにかくおめでとうございます」
少し頭の中で考え事をしていた私に、唯が今日何度目かのさして心の篭っていない祝福の言葉をくれた。
「いやいやー」
それでもなんとなくニヤケ顔になってしまう私。
「じゃ、この辺で…」
「待った待った待った」
また布団に潜り込もうとする唯の体を必死になって私は止める。
まったく結構凹んでるなー、唯の奴。

「落ち込むなよ、唯。まだチャンスはいくらだってあるよ」
「…チャンスって?」
「その気になれば二人きりになんてすぐになれるだろ。唯の家も、梓の家も家族が出かけてることが多いし」
「うちには憂がいますが…」
「憂ちゃんだっていっつも家に居るわけじゃないし。梓の家はご両親がよく演奏旅行で出掛けるって言ってただろ」
「…」
「な。あ、それにもう私ら大学の寮に入って、一人暮らしするんじゃないか!」
「え、あ、うん…」
「それならいつでも二人きりになれるじゃん。唯、いつまでも落ち込んでいないで、これからのチャンスに懸けよう」
私は唯の気分を盛り上げるため目一杯明るい雰囲気を出してそう言った。

「りっちゃん」
「ん?」
「…なんかそればっかり考えてるのって、やらしいよねえ」
エヘヘとちょっとだけ照れ笑いしながら、意味深な目で私を見てそう言う唯。
「お前が落ち込んでるから考えてるんだろー!」
私だってそんなことばっかり考えているわけじゃないんだ!

「え、そう?今のはりっちゃんが澪ちゃんとどっちかの家で二人きりになる方法を、常々考えているようにも…」
「人聞き悪いこと言うのやめい!」
確かにまったく考えていない…とは言いませんけど。
「えー、本当に」
唯はニヤニヤと笑って私を見ている。

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いいなづけ -06- 卒業した後で 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【19-Ⅱ】 )
「へ、変なこと聞くなよ」
「あ、悪い…」
確かにした後でわざわざ聞くことじゃあないよな、こんなの。
「そんなの思ってるわけない」
少し反省した気持ちになっていた私に、澪がちょっと強い口調でそう言った。
「律はちょっと考えすぎだよ」
澪はそう言って私から少し体を離して顔を上げた。久しぶりに交わる視線。
「私は律が好きだよ。好きな人とその…こういうことするのが嫌なわけないよ」
「澪…」
嬉しくてニヤケ顔になるのを抑えられない私。

「それより…」
「ん?」
「その、り、律は、その…嫌じゃなかった?」
「は?嫌?何が?」
「その、私、へ、変じゃなかった、…かな?」
「いや、すごく可愛かった!」
「…その声とか、…変だったし」
「いや、すごく可愛かった!」
「…」
「本当にすごく可愛かった!」
ニコニコ顔で答える私に、澪の顔はますます真っ赤になる。
何言ってんだ、澪しゃん?さっぱり意味がわからんよ。変なんてありえません!
内心でそう力強く断言する私。

「な、ならいいけど…」
まだ恥ずかしさいのか顔を真っ赤にさせながら、私から目を逸らす澪も可愛い。
もう全部可愛いぞ、澪しゃん!
「みおー、私も好きな人とこういうことしてさ…」

最高に幸せな気分だと思ってる!

少し叫ぶような声でそう言って、私はまた澪の体に覆い被さった。
「ちょ、ちょ、律!?」
「てなわけで、澪しゃん、さっそく朝目覚めのいわゆるモーニングキスって奴をですね…」
「バカ、いきなり何言って。ちょ、ちょっとどけ、律!」
「まあまあ、澪しゃん。ちょっとだけ、ちょっと。キスするだけですから」
「ちょ、ちょっと、り、ん…」
ジタバタする澪に構わず私は彼女の唇を奪う。

あー、まずいなあ。澪にはキスだけって言ったけど、ちょっとまずいなあ。でもさすがに最初からそうがっついたらまずいよね。では、せめてとばかりに抵抗を止めた澪の唇をゆっくりと味わいながらも、私は内心で深い覚悟を決めていた。

やっぱり澪は誰にも渡せない。

絶対に、誰にも。
たとえ澪の前に私よりずっと頼りがいがあって、頭もよくて、経済力ばっちりの他の相手が現れても。どれだけ素晴らしい人が澪の目の前に現れても、私からさらっていこうとしてもだ。

「澪、愛してる」
唇を離して、少しボゥとなっている澪の目をしっかりと見つめて私は昨日から何度も言った愛の言葉を紡ぐ。
「うん、私も…」
澪もそう返してくれて、今度はなんと澪しゃんから私の唇に自分の唇を触れ合わせてくれた。
私はまた夢中になって澪の唇を味わった。

そんななんとも気恥ずかしくも、愛おしい朝を私たちは温泉旅館の部屋の中で迎えた。

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いいなづけ -05- 卒業した後で 田井中律の場合-Ⅱ

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「う、ん…」
しばらくして澪が小さな声を上げたかと思うと、ゆっくりゆっくりと目を開いた。
起こしちゃったかな。
「…ん、り、つ」
私の名前を呼ぶ澪の声はまだ眠たげだった。
「おはよ、澪」
「ん、…おは」
よう、といおうとしたのだろうけど、澪の言葉はそこで急にストップした。
しばらく私と目が合っていたけれど、現在の状況を寝ぼけた頭がどうやら理解したようで、澪の顔がどんどん真っ赤になっていく。
そして私の腕から離れたかと思うと、急に布団の中に潜り込んでしまった。
ああ、予想通りな反応をしてくれるなあ、澪しゃん。
澪が目を覚ましたら絶対恥ずかしがるだろうなあ、とは思ってたけど。

「澪ー、出てこいよ」
私が能天気に布団の中に隠れた幼馴染をそう呼んでみても。
「む、無理!無理無理!絶対無理!」
恥ずかしそうにそう叫ぶ澪しゃん。いや、気持ちはわからなくもないんだけど。
「澪ー」
「ヤダヤダ」
わからなくはないけどやっぱちょっと寂しいよ、ずっと布団の中に隠れたままじゃあ。
そう思った私は澪と同じように布団の中に潜りこんで、澪の体を包み込むように抱きしめた。
「リ、律!」
「私だって結構恥ずかしいよ。でもさ、いつまでもこうやって布団の中に隠れてるわけにはいかないだろ」
そう言って布団を少しめくって私と澪は頭だけ外に出した。
「うー」
うめき声をあげながらも、私の肩口に顔をうずめて隠そうとする。澪の耳まで真っ赤になっているのが私の目に映った。

「澪」
「な、な、なに」
「あのさ、その、ちょっと聞きにくいけど」
「な、な、な、何」
完全に恥ずかしさで動揺している澪しゃん。返答してくれるだけまだマシかもしれない。
「あのさ、その、どっか痛いトコとか…ない?」
「…へ?」
「だから、その痛いとか、気分が悪いとかそういうの」
昨日してる時、澪は少し痛がっていたことを思い出す。なるべく優しく、優しくとは思ったんだけど。いや、私も初めてなものですから…。いまいち勝手がわからなくて。

「…そ、そんなの、無いよ…」
「そっか。ならいいけど」
澪の言葉にちょっとホッとする。
「その、私と…こんなことするのもう嫌だな、とか思ってない?」
今更なんだけど。なんとなく聞いておきたいというか…。我ながら情けないけど。
「え?…べ、別にそんなこと思ってない」
「そっか」
また私はホッとする。澪がもう嫌、とか思ってないか実はちょっと心配してたんだ。

テーマ : 二次創作:小説
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書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

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